性格診断「ビックファイブ」の神経質傾向まとめ
性格心理学で性格診断「ビックファイブ」の性格特性の一つである「神経質傾向」に ついてまとめた記事になります。
ビックファイブの神経質傾向とは
神経質傾向とは、性格心理学で最も信頼できる性格診断「ビックファイブ」の性格特性の一つで、別名「情緒安定性」と言います。
この神経質傾向はネガティブ情動に対する反応性に関係する因子です。
なので、極端に神経質傾向が強い場合は、情緒不安定で神経質になりやすく、極端に神経質傾向が弱いとおおらかで気楽な人となり、すべての人は強弱の間のいずれかに属しています。
また神経質傾向が強さは精神病のリスクが高まりやすいという特徴もあります。
神経質傾向を性格診断
あなたの神経質傾向を診断できます。ただし、以下の注意点に気をつけて診断してください。
1:性格診断で自己分析する場合、自分を過大評価したり、過小評価したりと自分をいつわることなく正直に答えないと診断結果が違ってきます。
2:ビックファイブはこれまでの性格診断よりも正確なものですが、診断結果を100%正しいと信じないこと。
3:紹介しているビックファイブ診断の質問には、回答者の精神状態や虚いの回答を判別する妥当性や信頼性を測定する質問が含まれていないので、学校試験や就職試験などでは活用しないこと。
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神経質傾向の個人差の原因
神経質傾向の個人差を決める原因には、いくつかあります。
例えば、ネガティブ情動に関係する神経伝達物質のノルアドレナリン、不安を軽減するオキシトシン、ワーキングメモリの強さなどです。
これら以上に神経質傾向に関係するのが精神を安定させる神経伝達物資のセロトニンです。
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神経質傾向の性格的特徴
神経質傾向の強弱の影響で、私たちに現れる性格的な特徴を紹介します。
強い神経質傾向の性格(神経質、情緒不安定)
強い神経質傾向は、生まれつき不安や恐怖を感じやすい気質を持ちます。
そのため、ストレスも感じやすいのが特徴で、人間のストレスに対する反応である「闘争・逃走反応」が、強い神経質傾向の人の言動に現れます。
例えば、失敗を恐れて心配性だったり、他人へが失敗することに厳しいという側面もあります。
【強い神経質傾向の特徴】付き合うと疲れる神経質な人をチェック!強い神経質傾向の特徴的な性格
弱い神経質傾向の性格(気楽、大らか、大雑把)
弱い神経質傾向は、生まれつき不安や恐怖を感じにくい気質を持ちます。
そのため、ストレスには鈍感な性格で、良くいえば気楽な人、大らかな人ですが、悪くいえば細かいことを気にしない大雑把な人です。
不安や恐怖を感じにくいため楽観的ですが、その反面で自信過剰になりやすい傾向にあります。
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神経質傾向に関係する病気
性格診断ビックファイブの中で精神病のリスクを最も予測できる性格特性は、神経質傾向の強弱です。
近年になって日本ではうつ病などの精神病になる人が増加してます。
これは環境的要因がありますが、遺伝的要因が大きいです。
なぜなら、日本人の多くはもともと神経質傾向が強い傾向を持つ民族だからで、同じ辛い環境でも遺伝的要因で精神病になりやすいからです。
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