幸せホルモン「セロトニン」とは?

2017-05-16セロトニン

現代はさまざまなストレスが多いことで精神が不安定となり、心のバランスを崩してうつ病といった精神的な病気になる人が増えています。

そんな現代人にとって重要なのが幸せホルモンと言われる神経伝達物質のセロトニンです。

このセロトニンのおかげで、私たちの精神が安定して前向きな気分を維持できます。

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幸せホルモン「セロトニン」とは?

神経伝達物質であるセロトニンは、同じ神経伝達物質のドーパミンやノルアドレナリンと並んで三大神経伝達物質のひとつとして知られています。

このセロトニンは、ドーパミンとノルアドレナリンの働きを調節する作用を持っています。

セロトニンが不足した場合は、ドーパミンやノルアドレナリンの分泌が異常をきたして、精神的に不安定となります。

なので、セロトニンは精神安定剤としての効果があることから幸せホルモンとも言われています。

セロトニンの詳しい内容は下記しているので読んでみてください。

セロトニンが作られる場所

セロトニンが作られる場所は脳と腸の2箇所あり、体内のセロトニンの5%は脳内で95%は腸内で作られます。

一般的に知られている心のバランスを保つ働きは脳内のセロトニンで、腸内のセロトニンは消化管や臓器の運動を制御する働きを持ちます。

また、「腸脳相関」といって腸と脳は密接な相互作用を持っており、腸内環境が変化することで脳内で作られるセロトニン量が変化するといった報告があります。

【セロトニンが作られる場所を詳しく】セロトニンが作られる場所は「腸95%・脳5%」でそれぞれ作用も違う

セロトニンの効果

神経伝達物質にはセロトニンのほかにもドーパミンやノルアドレナリンがあります。

ドーパミンは学習の意欲に関係する物質で、ノルアドレナリンは神経を興奮させて闘争・逃走反応を引き出しています。

このドーパミンとノルアドレナリンの分泌を調節するのがセロトニンで、精神を安定させる効果があります。

また、セロトニンは快眠効果、便秘解消効果、良い姿勢を保つ効果、片頭痛を治す効果もあります。

【セロトニンの効果を詳しく】幸せホルモン「セロトニン」の5つの効果

セロトニンを増やす方法

セロトニンの効果・作用で紹介したように、精神的に不安定、睡眠不足、便秘といった症状がある人は、セロトニンが不足している可能性があります。

なのでセロトニンを増やして問題を解消することが先決です。

セロトニンは主に「日光を浴びる」「リズム運動」「よく噛んで食べる」といった方法で増やすことができます。

また、セロトニンの栄養素であるトリプトファンや腸内環境を改善することも効果的です。

【セロトニンを増やす方法を詳しく】幸せホルモンのセロトニン分泌を増やす方法

セロトニン不足になる原因

当然ですがセロトニンを増やす方法とは逆の行動をしていれば、セロトニンは不足してしまいます。

例えば、日光を浴びない夜型の生活、トリプトファンといった栄養不足、リズム運動不足、食事で噛む回数が少ない、腸内環境が悪いなどです。

また、他にもストレス、冬の季節や高緯度、女性ホルモンの変化、遺伝など、セロトニン不足になってしまう原因があります。

【セロトニン不足になる原因を詳しく】セロトニン不足になる原因

セロトニン分泌を増やす栄養素

セロトニンの分泌を増やす栄養素は「トリプトファン」という必須アミノ酸です。

このトリプトファンは、必須アミノ酸で体内で合成されるものではないので、食べ物やサプリメントで摂取する必要があります。

また、トリプトファンの吸収効率をよくする「炭水化物」やトリプトファンの合成に必要な「ビタミンB6」もセロトニンを増やす栄養素として大事です。

【セロトニン分泌を増やす栄養素】セロトニン分泌を増やす3つの栄養素

セロトニン分泌を増やす食べ物

セロトニンを作る栄養素である「トリプトファン」を積極的に摂取することで、セロトニンを増やすことができます。

しかし、サプリメントや薬でトリプトファンを摂取すると、セロトニン症候群といった副作用が心配です。

なので、できるだけ栄養は食べ物で摂取したいと考える人もいます。

セロトニンを増やすトリプトファンの含有量は、食品全体の種類の中では「肉類」「魚介類」「豆類・ナッツ類」「穀物類」が多い食べ物です。

【トリプトファンを多く含む食べ物】食品別のトリプトファン含有量が多い食べ物トップ5!

セロトニン不足による病気と障害

現代人は昔の人と比べて食事や生活リズムの変化、運動不足、ストレスが多い生活など、セロトニンが不足する要因があります。

意識的にセロトニン分泌量を増やすことを心がけている人は、心身ともに健康でいられます。

しかし、セロトニン不足を放置している人は、次のような病気や障害に悩まされる可能性があります。

  • うつ病
  • 睡眠障害
  • 摂食障害
  • 自律神経失調症
  • パニック障害
  • 慢性疼痛(慢性痛)

【セロトニン不足の病気と障害】ストレスが多い人は注意!セロトニン不足による6つの病気と障害

過剰なセロトニン分泌の副作用

セロトニン不足してしまうと精神的に不安定となり、酷いとうつ病やパニック障害、睡眠障害などの病気や障害を発症してしまいます。

これらを防止や治療するにはセロトニンを増やすことが大事です。

そのため、食べ物やサプリメントでトリプトファンを摂取したり、病気や障害の治療ではセロトニン作動薬を使用します。

ただセロトニンが過剰になるとセロトニン症候群という副作用があります。

特に気分安定剤や抗うつ薬、片頭痛薬、睡眠薬、鎮咳剤(メジコン®)などの薬やサプリメントを併用すると相乗効果によって副作用が出やすいので注意しましょう。

【セロトニン症候群を詳しく】セロトニン症候群とは?抗うつ薬(セロトニン作動薬)の副作用

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