感情と気分って何が違うの?感情と気分の境界線について【感情心理学】

2017-05-03感情心理学

感情と気分は言葉は違いますが感じているという点では似ており、感情が爆発する前兆として気分が優れずに落ち込んでいたり、イライラしていることがあります。

また、精神病に共通するのが感情ではなく気分に関する症状であることから、感情と気分の違いを知ることも必要なことです。

感情心理学では、感情と気分では明確に区別している点があるので紹介していきます。

スポンサーリンク

感情と気分では持続時間が違う

感情と気分でもっとも違いが出るところが感じる持続時間です。

感情の持続時間はせいぜい数秒間、長くて数分間で消えるのに対して、気分の持続時間は数時間から丸一日で、ときには二日にわたって続くことがあります。

人間は気分によって特定の感情を喚起されやすくなるため、気分が優れずに落ち込んだり、イライラしている時間が長く続いてしまう事には注意が必要です。

例えば、気分でイライラしていると他人のちょっと言動を皮切りに感情が爆発してキレてしまって、衝動的に他人を傷つけたり、ものを壊したりします。

他にも憂鬱で悲しい気分が続いている時に、他人の心無い言葉によって衝動的にストレス発散のために暴飲暴食や散財したりします。

このように、気分が感情のトリガーとなって、衝動的に偏った思考や行動を起こしてしまい、取り返しがきかない事をやってしまう可能性を高めてしまいます。

そのため、気分が優れない時は、無理をしてはいけませんし、感情的にならないように意識する必要があります。

気分が悪くなる「きっかけ」は正確に分からない

次に感情と気分で違う点は、感情と気分では原因となるものが明確かそうでないかの違いがあります。

感情が生起するには、必ずトリガーとなる刺激や出来事があり、その反応として感情が生まれます。

それに対して気分は、なぜ自分がこんな気分でいるのか直接の原因が分からないこともしばしばです。

気分が優れなくなる理由は、生活の乱れやストレスによる自律神経の乱れの原因や、親しい人との死別など強くて濃い感情体験をしたときに気分が優れなくなります。

ただ気分は思考していない時に感じるものなので、濃い感情体験のあとに、その感情体験について繰り返し考えている時は、気分ではなく感情が呼び起こされています。

また、街のロマンチックなムードに、なんとなく自分も周りと同じような気分になったり、天気によっても左右されることもあるため、周りの環境にも影響を受けています。

気分にはコミュニケーション機能がない

感情には他人に重要性や危険性を知らせるために、表情や声、ジェスチャーなどで、自分が抱いている感情を相手に伝える機能があります。

そのため、感情には固有の表情があり、世界共通で普遍的なものです。

しかし、気分には感情のようなコミュニケーション機能がないので、他人を見ても誰がどのように感じているか分かりません。

相手がどんな気分なのか知るには、自分の気分を言葉で伝えるか、気分によって呼び起こされる感情で判断するしかありません。

慢性化する前に気分変調の改善をしよう!

ちょっと気分が優れないからといって仕事を休まない人も多いと思いますが、そんな時は無理して仕事を頑張ったりせずにスローペースで仕事をしましょう。

なぜなら、気分によって感情的になりやすいためトラブルの元ですし、ストレスが溜まっている事に気づいておらず体にガタがきている証拠です。

気分が慢性的に悪いと精神病を患ってしまうこともあるかもしれないので、リフレッシュして気分変調を改善しましょう。

スポンサーリンク