性格診断「ビックファイブ」の調和性まとめ

2019-08-24性格心理学

性格心理学で性格診断「ビックファイブ」の性格特性の一つである「調和性」に ついてまとめた記事になります。

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ビックファイブの調和性とは

調和性とは、性格心理学で最も信頼できる性格診断「ビックファイブ」の性格特性の一つで、別名「協調性」とも言われます。

この調和性は他者配慮選好に関係する因子です。

ギブアンドテイクという言葉がありますが、強い調和性の人は他人に与える人(ギバー)で協力的あり、弱い調和性の人は他人からもらう人(テイカー)で自己中心的となります。

調和性を性格診断

あなたの調和性を診断できます。ただし、以下の注意点に気をつけて診断してください。

1:性格診断で自己分析する場合、自分を過大評価したり、過小評価したりと自分をいつわることなく正直に答えないと診断結果が違ってきます。

2:ビックファイブはこれまでの性格診断よりも正確なものですが、診断結果を100%正しいと信じないこと。

3:紹介しているビックファイブ診断の質問には、回答者の精神状態や虚いの回答を判別する妥当性や信頼性を測定する質問が含まれていないので、学校試験や就職試験などでは活用しないこと。

【調和性を診断する】【心理テスト】簡単な性格診断で調和性をチェック

調和性の個人差の原因

調和性の個人差の原因は、他人と同じ感情を感じる「共感力」や他人の気持ちを推測する「メンタライジング能力」の違いに関係しています。

メンタライジングは子育てによって能力を伸ばせますが、共感力は2つのホルモンが関係しています。

それは男性ホルモンのテストステロンと絆や愛情、信頼ホルモンとも言われるオキシトシンです。

【調和性の個人差の原因について】協調的な人と自己中心的な人の違い!調和性の個人差が生まれる原因【性格心理学】

調和性の性格的特徴

調和性の強弱の影響で、私たちに現れる性格的な特徴を紹介します。

強い調和性の性格(協力的、お人好し、自己犠牲)

強い調和性を持つ人ほど、共感する能力が高くなるので、他人への喜びや悲しみなどを敏感に感じとれます。

なので、他人が喜んでいるなら自分も同じように喜べるし、他人が悲しんでいるなら自分も悲しんでしまいます。

この特徴によって強い調和性を持つ人は、相手が望むことを与えることが出来るので、多くの人に好かれます。

しかし、一方で自己犠牲的になってしまうので、自分自身のことがおろそかになる可能性も高くなります。

【強い調和性の性格について】共感力に優れるが自己犠牲的!強い調和性を持つ人の特徴

弱い調和性の性格(自己中心的、)

弱い調和性を持つ人は、共感する能力が低いので、相手が何を感じているのか理解することが難しくなります。

なので、他人のニーズよりも自分自身の利益を最優先します。

この特徴があるので、競争が激しい社会では成功する可能性が高くなります。

ただ、一方で他人からあまり好かれず、冷たい人、思いやりがない人などと思われます。

【弱い調和性の性格について】自己中で思いやりがなく冷たい人!弱い調和性を持つ人の特徴

調和性に関係する病気

弱すぎる調和性を持つ人は、発達障害の自閉症スペクトラム障害(ASD)である可能性が高くなります。

そして、発達障害は生まれつきの障害ですが、自己中心性が強くなればASDでなくても社会性が低くなります。

また、共感できなくても他人の心を推察するメンタライジング能力は、教育や心理学などの本、実体験によって学ぶことができます。

なので、共感できなくても自分の利益のために他人をコントロールするサイコパスにもなる可能性が高まります。

【弱すぎる調和性に関する病気】発達障害ASDやサイコパスのリスク大!弱すぎる調和性による障害と悪影響

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Posted by curious