現代人の味方!ストレスに強くなる乳酸菌とビフィズス菌
仕事や勉強、人間関係など、現代人は子供から大人まで慢性的なストレスに晒されて生きることが辛くなります。
なので、心身を健康に保つためにストレス解消することが必要です。
ヨーグルトに含まれる乳酸菌やビフィズス菌の中にはストレス軽減や抗ストレス効果が期待できるものがあるので紹介します。
ストレスで腸内環境のバランスが崩れる
慢性的なストレスに晒されており、長期間ストレスに晒されると自律神経失調症やうつ病、不眠症となってしまいます。
これらの病気はストレスを感じると分泌するコルチゾールやアドレナリン、ノルアドレナリンなどストレスホルモンの作用が長引くことが原因となります。
腸でも強いストレスを感じると「カテコラミン」という神経伝達物質が分泌されます。
九州大学の須藤信行教授の研究では、腸で分泌された「カテコラミン」は悪玉菌である大腸菌などの増殖を促して病原性を高めることがわかっています。
実際に1995年の阪神・淡路大震災のときに腸内細菌の調査をした記録では、心理的ストレスによって悪玉菌の増加が見られました。
腸内環境を整えるとストレスに強くなる
では、ストレスで腸内環境は悪化しますが、逆に腸内環境を整えるとストレスに強くなるのでしょうか?
腸と脳は自律神経で繋がって互いに相互作用しあっていることはわかっており、これを「腸脳相関」と言っています。
これは「ストレスを感じるとお腹が痛くなってトイレに駆け込む」と言ったことでもわかります。
逆に腸内細菌を変えると、性格や感情といった内面への影響や脳内物質が変化するということは、さまざまな研究でわかっています。
これは幸せホルモンで知られ、精神安定剤であるセロトニンや快感情が得られるドーパミンの産生に腸内環境が大きく関わっているからです。
そのため腸内環境を整えることはセロトニンやドーパミンが正常に産生され、なおかつ免疫も高まるので、ストレスに強くなると考えられています。
ストレスに強くなる乳酸菌やビフィズス菌
ストレス解消をするには、リラックスして十分な休みと睡眠、食事をとることやストレスの原因から遠ざかることが大事です。
また、乳酸菌やビフィズス菌の中にもストレスを軽減する効果が期待できるものがあるので、ストレス解消のために摂取してみましょう。
- ラクトバチルス・ガセリ・SBT2055株(ガセリ菌SP株):ストレス軽減効果。
- ビフィドバクテリウム・ロングム・SBT2928(ビフィズス菌SP株):ストレス軽減効果。
- ラクトバチルス・ガセリ・CP2305株(C-23ガセリ菌):カルピスが発見。自律神経の正常化。ストレス軽減と抗ストレス効果。
- ラクトバチルス・ブレビスSBC8803株(SBL88乳酸菌):サッポロビールが発見。セロトニン放出を即して睡眠障害の改善。
ストレスホルモンの軽減効果を調べるために、成人男女224名を対象にガセリ菌SP株とビフィズス菌SP株を含むヨーグルトを12週間摂ってもらったところ、免疫強化とストレスホルモンの血中濃度が抑えられました。
また、カルピスによるC-23ガセリ菌の研究では、ストレスホルモンのコルチゾール量が抑えられて自律神経が正常化するため、便秘や下痢といったストレスで起こる不調も改善されました。
さらにC-23ガセリ菌を摂取すると脳内血流量の変化も確認されており、ストレス感受性が低下してリラックス効果と安眠効果、不安の軽減が期待できます。
【C-23ガセリ菌の詳しい研究データ】カルピスによる「C-23ガセリ菌」の有効性の研究データ
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