セロトニン分泌を増やす3つの栄養素

2017-05-21栄養素・食品, セロトニン

幸せホルモンであるセロトニン分泌を増やすためには、まず原料となる栄養素を摂取しなければいけません。

そのため、セロトニン分泌を増やす「トリプトファン」「炭水化物」「ビタミンB6」といった3つの栄養素を積極的に摂取しましょう。

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セロトニンの原料となる栄養素「トリプトファン」

セロトニンの体内での生産を増やすには、セロトニンの原料となる栄養素である「トリプトファン」という必須アミノ酸を多く摂取する必要があります。

必須アミノ酸は体内で作ることができないアミノ酸なので、トリプトファンは食べ物やサプリなどから補給する必要があります。

ただサプリメントでトリプトファンを摂取してセロトニン分泌量が過剰になった場合は、セロトニン症候群という副作用があります。

なので、トリプトファンのサプリメントやセロトニンに作用する頭痛薬などを併用する場合は注意が必要です。

副作用が心配の場合は、1日あたりに必要な摂取量を守ってトリプトファンを含む食べ物で摂取した方が安全です。

【トリプトファンが多い食品】セロトニンの原料トリプトファンの摂取量の目安と含有量が多い食品

トリプトファンの吸収効率を良くする「炭水化物」

必須アミノ酸であるトリプトファンは、脳内へ運ばれて脳幹の縫線核でセロトニンが合成されます。

そこでトリプトファンの吸収効率を良くしてセロトニン合成を促進してくれるのが「炭水化物」です。

具体的には、アミノ酸は脳内へ運ばれるとき、異物や重金属を侵入させないための関所にあたる「血液脳関門」というところを通る必要があります。

ただ血液脳関門を通るには「アミノ酸トランスポーター」という運び屋と一緒でないと通れません。

このアミノ酸トランスポーターは、一度にたくさんのアミノ酸を運べないため、トリプトファン以外の「バリン、ロイシン、イソロイシン、フェニルアラニン、チロシン、メチオニン」といったアミノ酸どうしで順番争いがおきます。

そこでトリプトファンの関所通過の順番を早めてくれるのが炭水化物です。

これは炭水化物を摂取するとインスリンの血中濃度が高くなり、他のアミノ酸の吸収が低下するため、結果的にトリプトファンの順番が早まります。

また、炭水化物を摂取しないでタンパク質が多い食事をすると、体内で複数のアミノ酸が大量に作られるため、トリプトファンの吸収は低下して脳内のセロトニン濃度も低下します。

セロトニン合成のための栄養素「ビタミンB6」

実は必須アミノ酸のトリプトファン単体だけではセロトニンを作り出すことはできません。

セロトニンは「トリプトファン」と「ビタミンB6」が結合することで作られます。

ビタミンB6は、たんぱく質からエネルギーをつくり出す過程で必要な約100種類の酵素の働きを助ける補酵素として働いています。

このビタミンB6の働きで皮膚や粘膜の健康維持され、神経伝達物質の合成も促進しています。

なので、トリプトファンの摂取量を増やしてもビタミンB6が不足していては意味がありません。

セロトニン分泌を増やすために「トリプトファン+ビタミンB6」を多く含む食べ物を積極的に摂取するようにしましょう。

【セロトニンについてまとめ】幸せホルモン「セロトニン」とは?

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