効果的な努力で早く成長するために有益なフィードバックを得る2つの方法
努力するには問題点を早く見つけて改善方法を考えて素早く問題を解消していく必要があり、その努力によって技術向上や新しいスキルを習得することができます。
そこで問題点を見つけるために欠かせないものが「有益なフィードバック」を得ることです。
フォードバックを得る方法には「確立された練習法があるなし」と分野によって大きく2つのタイプに分かれます。
- 練習法があり優れた指導者がいるフィードバック
- 練習法がなく指導者いないフィードバック
自分が進みたい分野によって有益なフィードバックを得る方法に違いが出て来くるため知っておきましょう。
練習法があり優れた指導者がいるフィードバック
スポーツ系や楽器の演奏、プログラミングや工業系などの技術系の分野など、大概の人が何か新しい習い事を始めるとき、お金を払ってコーチやトレーナーに指導してもらい新しいスキルを習得しようとします。
これは専門的で高い技能を向上させる練習法があり、高い技能を持った指導者がいるためで、これにより素早く有益なフィードバックを得られるため、上達スピードが格段に上げることができるためです。
例えば、独学でテニスができるようになろうとした場合、テニスの教本を読んだり、動画で調べたりしてラケットの持ち方、正しいフォーム、フットワークなど学びます。
しかし、指導者に習えば、ラケットの持ち方も、正しいフォームも、フットワークも直ぐに学べますし、実際にやってみて自分では気づかない問題点を指摘してくれます。
そして、問題点の効果的な練習方法を教えてもらて、私たちに楽をさせずに限界を超える練習を強制してくれるため、独学で学ぶよりもずっと早く技能を向上させることが出来ます。
そのため、確立された訓練法がある分野では、優れた指導者に習うことで有益なフィードバックが得られて技能の上達速度を早めることができます。
練習法がなく指導者がいないフィードバック
一方で絵を描く、文章を書く、勉強方法、人間関係、ビジネス、新しい分野の開拓など、客観的な指標がなく、ちゃんとした練習法や指導法が確立されていない分野があります。
単純なことほどフィードバックは簡単に得られますが、練習法や指導法がない分野ではおそらく人間が絡んでいるため不確定要素が多く複雑で、何が正解か分かりづらいためだと考えられます。
このような練習法がなく指導者もいない分野で有益なフィードバックを得るためには、自分で試行錯誤を繰り返して、練習や努力の方法を状況に合わせて自分自身で作り出して改良していく必要があります。
例えば、発明王のエジソンは白熱電球を実用化するために、約6000種類の材料を試してフィラメントに最適なのは竹であることを突き止め、さらに最適な竹を全世界から約2000種類から選んだと言われています。
つまり、練習法や指導法が未知な場合、自分自身で試行錯誤を繰り返して有益なフィードバックを得る必要があり、そのフィードバックで正しい練習法や指導法を考えなければいけないということです。
【関連】努力は有益なフィードバックがないと無気力(学習性無力感)になる
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません