自己中で思いやりがなく冷たい人!弱い調和性を持つ人の特徴
私の身の回りに必ずいるのが自己中心的な人たちで、周りに共感しないし他人への配慮のなさにイライラしてストレスが溜まることも少なくありません。
そんな自己中心的な調和性が弱い人の特徴について紹介していきます。
他人より自分の利益を最優先する
自己中心的な人の基本的な行動原理は「自分の利益を最優先する」ことです。
自然環境で生活する生物が生き残るために自分自身の利益を最優先することは至極まっとうなことです。
他人と協力しなければいけない場面でも他人に手を貸さなかったり、団体行動をする場面でも一人で行動したりと、他人よりも自分がやりたいことを優先します。
自己中心的な人が他人と協力する時は、自分に何かしらのメリットがある時であり、他人を助けることに「何のメリットがあるの?」「自分が損する」と考える傾向にあります。
ただ人間社会では豊富な食料や身の安全が確保されているので、自分の利益を追求するだけの人よりも他者に配慮する人の方が好まれます。
なので、表面的な損得勘定でしか判断しない自己中心的な人は他人から嫌われますが、「損して得取れ」という考え方をする自己中心的な人は好まれます。
共感やメンタライジングができない冷たい人
自己中心的な人が自分の利益を優先するばかりで他人に配慮しなかったり、他人のために尽くしたりしないのは、自己中心的な人ほど共感やメンタライジングが不得意だからです。
(共感:他人の感情を読み取る能力、メンタライジング:他人の信念や考えなどの心の状態を推測する能力)
なぜなら、共感やメンタライジング能力が弱いおかげで、他人の顔色を意識することがなくなり、他人にどう思われていようと自分には関係ないので自己中心的な言動ができるのです。
これが原因で冷たい人、優しくない人、思いやりがない人、怖い人という悪いイメージを持たれやすくなります。
他人に興味がない
調和性が弱く自己中心的な人はメンタライジングや共感することが、全くできないわけではありません。
調和性が弱く自己中心的な人は、単に他人の心の状態に興味がないだけなのです。
「心の理論」の課題で、目だけを見て相手の心的状態を読み取るテストを行っても自己中心的な人でもうまくやってのけます。
一方、被験者は目的を知らされずにストーリーを聞き、その後どの状況に注目して思えていたか質問に答えるストーリー課題では、調和性が弱い人は調和性が強い人よりも登場人物の心の状態について少ない情報しか提供できませんでした。
つまり、調和性が弱い自己中心的な人は、他人の心の状態が解けないのではなく、解いた結果に興味がないだけなのです。
勝ち残るために「競争心」や「敵意が強い」
調和性が弱く自己中心的な人のもう一つの基本的な行動原理が「競争心」や「敵意が強い」ことです。
自己中心的な人が競争心や敵意が強くなるのは、自分が求める利益をライバルよりも早く手に入れるためです。
しかし、この競争心や敵意が強いことが人間関係にとって邪魔になりがちで、「自己中=悪いこと」というイメージを作り出しています。
自己中心的な人が競争心や敵意の特徴は次の通りです。
「自分は優れて相手は無能だ」とアピールする
自己中心的な人は男性に多いですが、これは男性は縦社会の生き物で常に競争に晒されるからです。
そのため、男性の会話では自分の能力がいかに優れているのか、ライバルが以下に無能なのかをアピールしがちで、自分が明らかに劣っていても負けを認めません。
例えば、友達の男性が「こんなすごいことがあった」という話をすると、「自分にはもっとすごいことがあった」と、常に自分が上だと主張します。
女性との会話でも自分のすごい学歴や職業、実績をアピールし、ライバルをおとしめるような会話をします。
秘密主義で素直になれない
自己中心的な人にとって、自分の情報を相手に与えることは自分の弱みを見せることなので、他人よりも優位な位置に立てなくなるため秘密主義で素直ではありません。
そのため、自己中心的な人は秘密主義で自分のことを話したがりませんし、感謝の言葉や心からの謝罪など、素直な気持ちを表現することはしません。
これをよく表しているのが、女性は友達のことをなんでも知っているのに、男性は友達のことについて知らないことが多いという特徴があります。
自己中はテストステロンの影響で男性に多い
自己中心的な人は男性に多いですが、これは男性ホルモンのテストステロンの影響で自己中心的になっており、実験的に女性にテストステロンを与えると共感的行動が少なくなります。
テストステロンの濃度が高い人は、調和性が弱い自己中心的な性格をしているほかにも、外見で知ることもできます。
- 骨格がシャープでイケメン
- ヒゲや体毛が濃い
- 皮脂が多い
- 人差し指より薬指が長い
- 脂肪がなく痩せがち
外見を見てこれらの特徴が多い人は、テストステロン濃度が高い傾向があるため、自己中心的な性格をしている可能性があります。
高い地位と経済力を得やすいが浮気性
社会はピラミッド構造をしており、高い地位になるほど座れる椅子は少なくなるため、限られた枠をみんなで競争することになります。
限られた枠である高い地位を得るためには、人に優しくするお人好しよりも冷淡で他人を蹴落とすぐらいの人でないと昇進できません。
自己中心的な人が「自分の利益を最優先」「競争心や敵意が強い」という行動原理を持っているのは、自己中でいれば昇進して高い地位と経済力を手に入れやすいからです。
なので、会社の重役にはサイコパスが多いと言われるのはそのためです。
また、最終的には子孫を残すことが生物としての目的なので、自己中心的な人ほど浮気性で多くの人とセックスをする傾向にあります。
犯罪者になる可能性もある
すべての自己中心的な人に当てはまる訳ではありませんが、調和性が弱いと犯罪者になる可能性が高くなります。
、これは「共感できない」「自分の利益を最優先」「競争心や敵意が強い」といった特徴を自己中心的な人は持っているからです。
他にも誠実性が弱い人や神経質傾向が弱い人もその人が罪を犯す可能性を高める要素になります。
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