性格診断から分かる犯罪者になりやすい人の3つの特徴

性格心理学,犯罪心理学

スポーツ関係でパワハラや暴力、違法ギャンブルなどの事件や芸能人の飲酒でのトラブルや薬物乱用といったニュースが度々問題になります。

このような事件や犯罪が起きるのは、その加害者がある性格的な3つの特徴をすべて持っていることが原因で、誰でも犯罪を行う可能性が高くなります。

今回紹介する犯罪者になりやすい人の3つの特徴を知っておけば、付き合う相手を選ぶ基準にすることもできますし、防犯にも繋がります。

(※この記事は性格診断のビック・ファイブをもとに書いています。)

【ビック・ファイブを知らない人はこちら】性格診断・自己分析のパーソナリティ5因子モデル「ビック・ファイブ」とは?【性格心理学】

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不安や恐怖を感じにくい(神経質傾向が弱い)

私たちが罪を犯さない理由の一つは、「犯罪を行った後に待っている社会的な制裁がある」という抑止力があるからです。

しかし、犯罪者になりやすい人は神経質傾向が弱く不安や恐怖といったネガティブ感情を感じにくいため、自分の行動の結果がどうなるかについて何の恐怖もありません。

そのため、社会的な制裁への恐怖というストッパーが働かないことで罪への抵抗がなくなり、事件や犯罪を行うといった社会のルールを破る可能性が高くなります。

また、神経質傾向が弱いほど楽観的に物事を認識してしまうので失敗や問題を放置したり、「自分は特別だ」「他人よりも自分は優れている」「常に自分が正しい」と自信過剰になったりしがちです。

この性格で人間的に成長する機会を逃すので、いざ対処しなければいけない問題があると「強引で、攻撃的な安易な方法を使って選択」して問題解決しようとします。

これが暴力や脅し、パワハラなどの人間関係のトラブルを起こしてしまう原因となっています。

(※余談ですが、神経質傾向が強く精神的に追い詰められやすい人も絶望的な状態に追い込まれると犯罪を行うこともあります。なので、もっとも罪を犯さないのは神経質傾向が平均的な人だと言えます。)

【神経質傾向が弱い人とは?】失敗を恐れない楽観的な自信家!神経質傾向が弱い人の特徴

自分の利益を優先する自己中心的な人(調和性が弱い)

もしもこの世界が平和でみんなが正直で他者を尊重し、一人がみんなのためにみんなが一人のために協力する素晴らしい社会があるとします。

しかし、この社会に冷酷で、不正直で他人を騙し、他者への共感が欠けて愛する能力がなく、自分の目的達成のために他人を利用する自己中心的な人がいたならどうなるでしょうか?

おそらく自己中心的な人が他人を騙してすべての利益を独占してしまうので、人々のモラルや社会秩序が乱されて、平和だった世界が壊れてしまいます。

この話で分かるように犯罪者は他人を騙したり、社会のルールを破って利益を得ようとします。

つまり、犯罪者になりやすい人は調和性が弱く、自分の利益を優先して他者に配慮しない自己中心的な人です。

ただし会社などで競争の激しい環境においては成功しやすく、社会的に高い地位を持つ人は自己中心的な人が多いです。

ここからは個人的見解ですが、成長社会においては競争に強い自己中心的な人は活躍しやすいので社会的地位を得やすくなります。

しかし、競争がなく調和や人間性が重視される成熟社会になると、自己中心的な人は活躍できなくなりますし、良好な人間関係を作れません。

なので、成熟社会になると自己中心的な人は、犯罪者になりやすくなる可能性が高いのではないかと推測できます。

【調和性が弱い人とは?】思いやりがなく冷たい人!自己中心的な調和性が弱い人の特徴

意志が弱く思慮深くない人(誠実性が弱い)

犯罪者の供述でよく聞くのが「頭に血が上ってついカッとなってやった」「むしゃくしゃしたからやった」といったセリフです。

犯罪者のように私たちも日常でイライラすることはありますが、普通なら罪を犯してたら自分や家族が不幸になると考えて衝動をコントロールしようと努めます。

しかし、犯罪者になりやすい人は誠実性が弱く衝動をコントロールできないので、意志が弱く何事も気分で判断してしまて行動するので、思慮深くありません。

なので、先送りにした方が大きな利益が手に入るのに、自分の行動の結果についてじっくり考えないので、動物のように目先の利益に反応してしまいます。

このような性格からアルコール、タバコ、ギャンブルなどの依存症になりやすく、薬物に手を出す人は「一回ぐらいなら大丈夫だろう」「バレないだろう」とリスクが高い判断をします。

また、誠実性が弱い人はIQが高く瞬間的な判断力に優れており、これは瞬発力が必要なスポーツやアドリブが必要な芸能の仕事に向いています。

なのでスポーツ界の不祥事や芸能人やアーティストの薬物乱用といったことがニュースを賑わすのは、もともとそういうタイプの性格を持った人が集まりやすいからです。

特にスポーツ界は犯罪者になりやすい3つの特徴である「不安や恐怖を感じにくい」「意志が弱く思慮深くない(瞬発力がある)」「競争に勝つために自分の利益優先」という特徴がないと成功しにくくなります。

しかし、その性格の反動で暴力、パワハラ、違法ギャンブル、薬物乱用、引退後の浪費癖による破産などの問題はこれからも残り続ける可能性が高いです。

【誠実性が弱い人とは?】気まぐれで怠け癖が邪魔をする!衝動的でだらしない誠実性が弱い人の特徴

まとめ

犯罪者になりやすい人には性格に3つの特徴があることが分かりました。

その3つの特徴とは次の通りです。

以上のような3つの特徴すべてを持っている人は、罪を犯しやすい傾向にあります。

もしも、あなたの恋人や友人、知り合いにこのような性格の人がいるのなら、ちょっとしたトラブルで事件になる可能性があるので、付き合うのを控えた方がいいかもしれません。

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