大人のADHDに向いている仕事、向かない仕事

2018-10-25仕事の選び方,発達障害

発達障害のADHD(注意欠陥・多動性障害)は、普通の仕事ができないので周囲にダメ人間だと思われてしまいます。

しかし、ADHDは一種の個性であり、向き不向きが極端な性格だと捉えてあげると、ADHDの人に向いている仕事さえ見つければ成功する可能性もあります。

では、ADHDの人に向いている仕事、向かない仕事とは何でしょうか?

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ADHDでも成功した有名人・芸能人

世の中で成功した有名人の中には、ADHDと診断を受けた人や、診断を受けていなくてもADHD傾向が強く持っている人が大勢います。

これは発達障害のADHDだからダメ人間なのではなく、自分に適した環境に身をおけば「障害は武器に変わって成功を収める鍵である」ことが分かります。

ADHDでも成功している有名人に次のような方々がいます。

  • 黒柳徹子:著書「窓際のトットちゃん」にてADHDの症状が見られており、おしゃべり好きが「徹子の部屋」で生かされている。
  • SEKAI NO OWARIのボーカル深瀬:ADHDをカミングアウト。
  • 経済評論家の勝間和代:ADHDをカミングアウト。
  • モデルやタレントの栗原類:ADHDだと診断。
  • 書道家の武田双雲:診断を受けていないがメディアの情報でADHD傾向に当てはまることが多すぎることから、強いADHD傾向がある。
  • 歌手のブリトニー・スピアーズ:ADHDと診断。
  • ラッパーのウィル・アイ・アム:ADHDとカミングアウト。
  • 俳優のウィル・スミス:ADHDをカミングアウト。
  • 歌手のアダム・レヴィーン:ADHDだと診断。
  • モデルのパリス・ヒルトン:12歳の時にADD(注意欠陥症候群)と診断。
  • Apple社の創業者スティーブ・ジョブズ:診断は受けていないがアスペルガーやADHD傾向が強いと言われている。
  • 楽天の創業者三木谷浩史:自分にはADHDの傾向があると語っている。
  • 水泳金メダリストのマイケル・フェルプス:9歳の時にADHDと診断。

ADHDの得意なこと・不得意なこと

ADHD(注意欠陥・多動性障害)の人の症状には、主に「不注意」「多動性」「衝動性」の3つがあります。

そして、この3つの症状からADHDの人が得意なこと・不得意なことが分かり、それが次のようなことです。

不注意

  • 得意:好きなことや興味がある特定の分野には過剰に集中できる。
  • 不得意:興味がないことは、ミス、忘れ物、注意散漫 が目立つ。

多動・衝動性

  • 得意:素早い判断や決定、体を動かすこと、おしゃべりが好き。
  • 不得意:落ち着きがない、気分屋で情緒不安定、思慮深くない。

このようにADHDの人が得意なこと・不得意なことがあるので、この考え方に沿って仕事や職種を選ぶと上手く可能性が高くなります。

ただ注意しなければいけないのは、ADHDの人によって症状に違いがあるので、不注意が強かったり、多動・衝動性が強かったりします。

そのため、ADHDだからといって得意・不得意が決まらないので、自分のADHDの症状・特徴を観察して判断しましょう。

【詳しいADHDの症状・特徴】大人のADHD(注意欠陥・多動性障害)の症状・特徴をチェック!

ADHD遺伝子は創造性が高い

発達障害は生まれつきのもので、障害という言葉にとらわれて悪いことのように思うかもしれません。

しかし、科学的に考えた場合にADHDの遺伝子が今まで残っているのは、人類の役に立っているからで、ある意味で性格の一部だとも考えられます。

では、ADHDの遺伝子にはどんな役割があるのかというと、ADHDの成人は創造力が高いことが分かっています。

実際に調査用創造力テストや現実世界における調査でも、ADHDではない人よりADHDの人の方が創造力に優れているという結果が出ています。

つまり、ADHDの人は創造力が高いので芸術的センスも高い可能性があります。

大人のADHDの仕事・職業の向き不向き

これまで説明で分かるようにADHDでも成功した有名人や芸能人がおり、ADHDの得意なこと・不得意なこと、創造力が高く芸術的センスがあります。

以上の点を踏まえて大人のADHDに向いている仕事・職業、向かない仕事・職業について紹介します。

大人のADHDに向いている仕事・職業

いろんなADHDの人の特徴を踏まえると、大人のADHDに向いている仕事・職業には次のような傾向があります。

  1. 自分が強い興味がある全ての物事。(絶対条件:興味がないと不注意になる)
  2. 協力する仕事よりも個人プレイの仕事。
  3. 自由が利く仕事。
  4. アドリブをする仕事。
  5. 体を動かす、おしゃべりをする仕事。
  6. 芸術的センスがいる仕事。

このような特色を持つ仕事・職業は、ADHDの人に向いている可能性が高いです。

例えば、芸能活動(タレント、役者・俳優、芸人、歌手、モデル)やスポーツ選手なんかはADHDの成功者からも向いている可能性が高いです。

他にも芸術的センスで考えると、イラストレーター、漫画家、作家、芸術家、ファッション系、映像系、興味がある事柄を扱うyoutuberやブロガーなどがあります。

大人のADHDに向かない仕事・職業

ADHDの人に向かない仕事・職業は、「自分が強い興味を持てない仕事」と「自由が利かない仕事」です。

なぜなら興味がない仕事は注意散漫になりやすく、ミスが多く、仕事も忘れやすくなります。

また自由が利かない仕事は、仕事に短い期限があったり、他人と協調して仕事をしないといけないので、不注意で気分屋で情緒不安定なADHDの人にとって難しいことです。

発達障害者が就職・転職を支援する施設

発達障害者でも普通の人のように就職・転職をして働きたいと思います。

しかし、せっかく就職・転職しても発達障害の影響で、安定して働き続けることが難しいという問題があります。

そのため、発達障害者には仕事を続けるための訓練や仕事に必要なスキルを学ぶ必要があります。

でも大丈夫、幸い精神障害や発達障害を持つ人をサポートしてくれる施設があります。

もしも発達障害を持っていて働く意欲があるのなら、就職後も休職・離職することなく安定して働き続けるためのサポートを受けましょう。

【 発達障害の就活・転職をサポートする施設】

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