自制心と集中力を発揮して苦しくつらい努力を継続しやすくする方法
誰でも努力することは嫌なことで、一人で地道にコツコツ努力することは苦痛でストレスが溜るので、やる気を起こすだけでも大変です。
しかし、努力しないと将来的に成功はできないので、本当につらくても努力を続けないといけません。
本当につらい努力を継続するためには努力しやすくする工夫や、自制心と集中力が発揮しやすいことが大事です。
今回は努力を継続しやすくする方法について紹介します。
努力に集中できるスケジュールを組む
皆さんも実感していることですが、人間が持つ1日の自制心や集中力などの精神的エネルギーは有限なものなので、努力に傾ける労力も有限です。
例えば、学生は授業終わりに、社会人は仕事終わりにスキルアップの努力をしようとしても、授業や仕事で自制心や集中力を使うため、さらに努力しようとしても無駄です。
そのため、努力するには1日のスケジュールを組むとき、1日のうちに自制心が一番強く働きやすい時間帯や集中力が発揮しやすい時間帯に努力をする時間に割り当てることが大事です。
また、スケジュールの中に細かい休憩を取り入れて自制心や集中力を回復するのも重要になります。
努力を習慣化・ルーティーン化する
スポーツの分野で良く使われるルーティーンは、重要な局面で集中力を発揮して結果を出すために使われます。
これと同じで、努力をする決まった時間を作り、その前の生活スタイルを習慣化・ルーティーン化することで、自然に努力する態勢になり自制心と集中力を発揮することができます。
例えば、人間は1日のうち自制心が最も強く働くのは睡眠から目が覚めたときで、目が覚めて4時間前後が1番集中できます。
つまり、睡眠から目が覚めてから4時間の間を習慣化・ルーティーン化すると、つらい努力をやりやすい態勢を作り出せます。
努力のために身体活動・思考活動をシンプル化する
スティーブン・R・コヴィーの「7つの習慣」という本は、かなり有名ですで読んだ人も多いと思います。
この「7つの習慣」の中で「時間管理のマトリックス」というものがあり、生活のあらゆる出来事を緊急度と重要度のマトリックス表に当てはめて時間管理をしようとする考え方です。
基本的に一流の人たちは「時間管理のマトリックス」のような考え方をしており、努力での自制心と集中力を維持するために、あらゆる身体活動と思考活動を評価(取捨選択、優先順位など)してシンプル化する傾向にあります。
例えば、暇つぶしで動画を見たり、LINEや電話で友達とダラダラ話したり、移動時間、意味がない人間との付き合いなどの無駄な活動をやめて、努力を継続するための勉強や自己啓発、健康的な身体作りなどに時間を使います。
この考え方を究極にシンプル化すると、アップルの創業者のスティーブ・ジョブズやFacebookのマーク・ザッカーバーグ、相対性理論のアルベルト・アインシュタインなどように、「毎日、同じ服装で仕事する」ところまで行き着きます。
ただ、最近一流の人は効率化やシンプル化して仕事で成功しているという本が多いですが、そもそも努力を傾ける目標もないのに効率化やシンプル化しても意味がないので注意が必要です。
努力のために自己管理して生活のバランスをとる
「腹が減っては戦はできぬ」ということわざがあるように、勉強や仕事などで高いパフォーマンスを維持するには、エネルギー補給は欠かせませんし、心身が不健康では頑張れません。
そのため、努力のための自制心と集中力を発揮するにも不摂生な生活習慣はやめて、心身の自己管理を徹底する必要があります。
例えば、リストのようなことは自制心と集中力を発揮する邪魔になるので注意が必要です。
- あらゆる悩みを放置すること
- 睡眠時間が短く、睡眠の質も悪い
- 暴飲暴食・偏食でバランスが悪い食生活をしている
- 運動不足で血流が悪い
- 気温・湿度、騒音など環境に配慮していない
自己管理とは基本的に生活のバランスをとることなので、心身ともにバランスが悪いと感じたら改善する必要があります。
特にリストの中で影響が大きいものは「心の悩み」で、改善しようにも自分で改善できない可能性もあり、長く悩むとその間はずっと自制心や集中力が働かなくなります。
そのため、思い込みが激しく頭が硬い人ほど自己啓発のような本を読んで、マインドセットを柔軟にする必要があります。
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