恋人や夫婦の気持ちが離れない!倦怠期やマンネリの原因と解決法

2017-11-18人間関係

パートナーとの付き合いが長くなるとドキドキ・ワクワクしなくなり倦怠期を迎えるカップルも多く、少しずつ気持ちが離れてしまいます。

結婚でも長い夫婦生活でマンネリによって刺激がなく、退屈な日々を過ごすだけの生活になり、浮気をして新しい刺激を得ようとする人もいます。

そんな男女間での倦怠期やマンネリ化によって気持ちが離れないためにはどうしたら良いのでしょうか?

今回はそんな恋人との倦怠期や夫婦間のマンネリ化についての対処法を紹介します。

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倦怠期・マンネリは喧嘩よりも有害

ニューヨーク州立大学ストーニーブルック校の心理学者アーサー・アーロンは、長期的な恋愛関係について研究しています。

恋愛の研究は、恋愛や結婚生活で嫉妬や怒り、不安によって男女がなぜ言い争うのかという研究がほとんどだったため、アーサー・アーロンは今まで見過ごされていた男女の退屈について研究をしました。

倦怠期やマンネリといった退屈についての研究では、ミシガン州の100組以上の夫婦を対象に年に一度被験者の自宅を訪れて夫婦別々に聞き取り調査を行いました。

聞き取り調査では、結婚6~7年目になる夫婦に、次の3つの質問しています。

  1. この一ヶ月で結婚生活がマンネリ化しているとどのくらいの頻度で感じましたか?
  2. 全体的にみて結婚生活にどのくらい満足していますか?
  3. (親密さの度合いを視覚的に測るために、二つの円がさまざまな割合で重なっている図を見せ)あなたの結婚生活をもっともよく表している図はどれですか?

この調査の特徴で見られたのが、お互いに刺激を感じていない夫婦は、親密さを表す図として円の重なりが少ないものを選ぶ傾向にありました。

そして調査の結果、倦怠期やマンネリといった退屈を感じている夫婦は、仲が悪く言い争いの程度に関係なく、その後の結婚生活の満足感が著しく低くなることが判りました。

つまり、倦怠期やマンネリといった退屈は恋愛関係や夫婦の気持ちが離れてしまう要因であり、少なくとも2人で一緒にすることがある言い争いよりも有害であると言えます。

倦怠期・マンネリの原因とは?

心理学者のアーサー・アーロンの推測によると、恋愛の倦怠期や結婚生活がマンネリ化するのは、相手がいることで自分が変わる新鮮な気持ちがなくなるからだと言っています。

恋愛での倦怠期は、2人が付き合って1〜3年後が多いと言われており、これは恋人と過ごすことに慣れてドーパミンの分泌が減ってドキドキ・ワクワクしなくなることが原因です。

では、ドーパミンはなぜ分泌されるのかというと、ドーパミンは人間の学習に関係する神経伝達物質であり、ある物事への好奇心を刺激しています。

しかし、付き合う期間が長くなると恋人の好き嫌い、癖、こだわり、意外な一面、お互いの友人と知り合いになるといった相手の性格から交友関係まで知り尽くすと、新鮮で真新しい発見がなくドキドキ・ワクワクしなくなるのです。

ただ、ある物事に長く携わったり、他人と長く付き合うとドキドキ・ワクワクしなくなるのは生物として当然のことなので、刺激がないことが倦怠期やマンネリの原因ではありません。

恋愛で倦怠期になったり、結婚生活がマンネリ化してしまうのは、当人同士の好奇心不足で新しい刺激を求めないことが原因です。

お互いの好奇心を高めて倦怠期・マンネリを解消する

「結婚生活を長続きする秘訣」といった情報はネット上にたくさん転がっていますが、そのほとんどが2人のコミュニケーションの問題です。

例えば、会話やハグをしたり、記念日を祝う、一緒に過ごす、感謝の気持ちを忘れない、不満を溜めない、相手を思いやるなど紹介されています。

しかし、これらをやったからといって日々の生活が退屈で新鮮さや真新しい発見がなく倦怠期やマンネリを感じていると2人の距離はじわじわ離れていきます。

では、どうしたら恋愛や結婚生活での倦怠期やマンネリに対処できるのでしょうか?

心理学者のアーサー・アーロンは、結婚している夫婦や付き合いたての恋人同士を含む28組のカップルを募って大学の体育館に集め、組を半分に分けてそれぞれ課題を与えました。

  1. パートナーの一人がボールを体育館の真ん中に転がし、そのボールを取りに行って元の場所に向かって転がす。もう一人はその様子を見るだけの課題。
  2. お互いをバンドで縛った状態で障害物のあるコースをうまく通り抜ける課題。

この課題を終えたカップルにお互いの関係について質問したり、会話のようすを撮影して会話の内容をデータ化しました。

すると、2人で障害物を通り抜ける課題を行った組みは、それを機に2人の関係性に満足感を覚えて、相手にロマンチックな感情を抱く割合が格段に高くなりました。

逆に一人がボールを転がし、もう一人がそれを見ているだけの課題で、恥ずかしさや気まずさやストレスを感じたカップルは、仲たがいすることが多くなりました。

アーサー・アーロンは、日常に新鮮さがかけて退屈な夫婦は「真新しさの蓄えを積極的に補充しなければならない」と指摘しています。

つまり、倦怠期やマンネリ化に対処するには、お互いの好奇心を高めて新しい刺激を補充するために、夫婦がともに何かを学んだり、何か一緒に達成したりする要素を含む活動を行うことが重要だということです。

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Posted by curious