【ホンマでっか!?TV】太りやすい人・太らず痩せやすい人の特徴を紹介

2017-07-25ホンマでっか!?TV

世の中には太りやすい人と太りにくい人に別れますが、太りやすさと太りにくさを決めている要因はなんなのでしょうか?

太りにくく痩せやすい人の特徴は何なのか専門家が解説します。

また、がん医療の最先端技術を紹介します。

【広告】

(超格安WiFi|月額3,100円(税込3,410円)から100GB使える、契約期間縛りなしWi-Fiの申込)

太りやすい人・太りにくい人を解明!ホンマでっか!?情報

食欲の秋を迎え体重の増加が心配になる人も多いなか、すぐ太る人と太らない人の違いをこの機会に是非知っておきたい。

チョコレートを食べる回数が多い人は痩せている

ダイエットすると言いながら、こっそりチョコレートを食べているそこのアナタ…実はそれ正解なんです。

アメリカの医学会の内科の専門誌で、20歳~80歳までの約1000人を対象にしたデータで、チョコレートの量ではなく食べる回数が多い人は、全然食べない人に比べて痩せていることがわかりました。

理由はチョコレートの中に代謝を高める物質が入っていると推測されます。

今回のデータはミルクチョコレートやブラックチョコレートなどチョコレートの種類を無視したデータで、カロリーが多くてもチョコレートを全然食べない人よりも痩せている人が多いようです。

また、脳科学の澤口先生の補足では、チョコレートは寿命を延ばし脳卒中の軽減にも良い効果がありチョコレートを万能食だそうです。

頭のいい人は痩せている

霊長類は他の生き物に比べてカロリーを半分くらいで一生を過ごせ、カロリー消費の効率が良いそうです。

ところが人間は代謝を増やして脳を大きくしてきたので、霊長類の仲間ですが太りやすくなってしまいました。

そして、運動系に関する脳領域の代謝が高い人はIQが高い傾向があり、かつ痩せています。

つまり、頭をよく使っている人は頭でカロリーを消費しているため太りにくく痩せているのです。

肥満遺伝子で影響する体重は約1kg

時には人間も太らなければいけない時があります。

肥満に関係している遺伝子はいくつか分かっており、その中で「FTO」という遺伝子が一番肥満に関係すると言われているのですが、この肥満遺伝子を持っていても増える体重はたった1kgだそうです。

しかし、遺伝子自体は変わらなくても環境次第で遺伝子スイッチのオン・オフが切り替わり、遺伝子の影響を受けるか受けないかが替わります。

例えば、父親が食事ができない飢餓状態で生活をしていると、精子の遺伝子のスイッチが切り替わり始まります。

普通は父親や母親の遺伝子のスイッチのオン・オフは影響しないですが、その父親の飢餓状態という情報は残ることが分かっています。

そのため、父親が飢餓状態だと父親の遺伝子の状態が子供に伝わり、生まれた瞬間から子供は食べたものを溜め込みやすい身体にになってしまい肥満になるようです。

(※マツコさんの父親は食が細く一種の低栄養状態にあったので、遺伝子のスイッチのオンオフが伝わり、マツコが肥満体質になったのではないかと推測されます。)

長い時間かけて太りにくい体質改善するとダイエット成功しやすい

最先端の研究では、太りやすい体質と太りにくい体質は自分で決められる可能性があるようです。

人には遺伝子は変えられませんが、遺伝子スイッチのオン・オフは頻繁に体の中で起きています。

コペンハーゲン大学の研究チームがBMI約31.8(肥満)の人たち10人と、BMI約22.9(普通)の人たち13人の精子の遺伝子スイッチの状態を調べると、遺伝子スイッチの違いが9000くらいありました。

その後、肥満の人たちに胃のバイパス手術など施して強制的に痩せさせると、1週間で1500の新しい遺伝子スイッチのオン・オフが生まれ、1年間で4000のスイッチが切り替わりました。

つまり、ダイエットは一度に急激にやっても遺伝子の9000のスイッチのうち1年間で4000しか切り替わらないので、大きな体質の変化できないということです。

そのため、無理なく体質改善するときは、長い時間をかけてゆっくりダイエットはやらないと成功しません。

太っている人に「デブは病気だ」と言うとますます太る

太っている人にデブは病気であると言うとますます太ってしまいます。

アメリカの医師会が2013年の夏に肥満は病気であると正式に発表しました。当初の狙いは、患者さんに深刻さを理解してもらって生活習慣を見直してもらうことが目的でした。

しかし、アメリカのリッチモンド大学が調査したところ、700人以上の人に「肥満は病気である」「肥満は病気でない」「肥満と体重の関係」についての論文をそれぞれ読んでもらう実験をしたところ…

「肥満は病気である」という論文を読んだ人は、目の前に出された高カロリーのサンドイッチはバクバク食べだしたそうです。

なぜなら、「肥満は病気だ」と言われると「病気だったら仕方がないとやけくそになり」危険な暴飲暴食に走ってしまうからだそうです。

最初に前向きなことを言わないと子供は太ってしまう

女性が10歳の時に太っていようが太っていまいが、言葉として親から太り過ぎと言われた場合は、のちのち太り過ぎてしまう傾向にあります。

10歳の時に親から「太り過ぎ」と言われると言葉が頭の中にずっと残り、19歳の時で肥満になる可能性が1.66倍になり太りやすくなります。

これは教育学の言語分野で、母親が否定的な言葉を先に言うと、子供は親の最初の言葉だけを捉えて育つためです。

例えば、親が「あなたはグズだから、素早くなりなさい」と言うと、子供は「自分はグズ」という部分だけに注目して、後の「素早くなりなさい」という教訓が抜け落ちてしまうということ。

そのため、子育ては最初に前向きなことを言うことが重要です。

硬いものを食べれば太りにくくなる

少し肥満気味なら硬い食物を食べさせると、脳が満腹感を早く感じるのでカロリーを抑えられます。

ついつい食べすぎて太ってしまうのは、満腹感を感じるのは食事を初めて約30分後で、満腹感を感じるまでにたくさん食べてしまうためです。

食べ過ぎを防止するには脳は噛む回数が多いと満腹感を早く感じるので、硬い食べ物を食べさせることで、食べる量を減り太りにくくなります。

自転車に乗って効率的に減量する方法

減量のためのテクニックはいろいろありますが、動いてエネルギーを消費するという基本原則は忘れてはいけません。

なので、日常生活の中で筋肉をよく使う生活スタイルにすると良いいです。

例えば、自転車に乗って太ももの筋肉をよく使う運動は…

  1. 自転車のサドルを一番低く
  2. 前かがみになって漕ぐ

太ももの筋肉は大きな筋肉なのでエネルギー消費を稼いでくれやすく効率的に減量することができます。

筋肉をよく使うような運動はキツイですが、キツくないと結果は得られません。

運動前にブラックコーヒーを飲むと脂肪燃焼効果アップ !

運動する時はカフェに立ち寄ってからジムに行くと痩せやすいです。

よく仕事をする前や仕事後に一生懸命ランニングをしがちですが、そういう人は一生懸命頑張ってもすごいスタイルが良いというわけじゃありません。

運動の効果を上げるには運動前にカフェに立ち寄り、ブラックコーヒーを飲んで30分のんびりしてからジムに行って運動すると、ブラックコーヒーで脂肪燃焼効果が20%~50%アップして痩せやすくなります。

また、コーヒーだけでなく砂糖や脂肪分が入ってないカフェインが含まれる飲み物なら何でもいいようです。

将来的に糖尿病の薬が抗肥満薬になる!!

糖尿病は尿が甘くなるから糖尿病と言い、糖が体外に出るので減量にはすごく良いそうです。

通常、血液の糖は腎臓を通過した後、尿細管の血液から毛細血管へ再吸収されますが、糖尿病患者にとって糖の再吸収を防ぐ薬は効果バツグンです。

この糖尿病の薬はアメリカの製薬会社で作られていますが、この糖尿病の薬が将来的には抗肥満薬になる可能性があります。

なぜなら、この薬を使えば糖が尿として体外に排出されるので、自然と減量することができるようになります。

同じカロリーでも食事回数が多い人ほど太りやすい!!

アメリカの2万人弱のデータを基に日本とイギリスのチームが解析したところ、「1日5回以上食べる人」は「1日2回以下の人」に比べて、同じカロリーの食事でも食事回数が多いと人はかなり太っていることがわかりました。

これは、同じカロリーを1日5回の食事に小分けして食べることで、摂取カロリーが全部吸収されるためです。

1日2回の食事でいっぺんに食べると消化吸収しにくく、そのまま便として出るためです。

お相撲さんは1日2回の食事をしていますが、食事前に稽古をして空腹にしてからちゃんこ鍋を食べるので、食べたものがすべて吸収されるようです。

なので、食べる回数を減らす場合は、運動をして空腹にしてから食事をするようにしましょう。

肩甲骨が閉じていると、実際の体重よりも痩せて見られる

肩甲骨が閉じていると体重が重くても太っているようには見えません。

ほぼ同じ身長と体重の人たちを並べて、後ろ姿だけを見て体重を当てる実験をしたところ、本当の体重よりも痩せて見られた人は、肩甲骨がボコッと出て閉じている人だそうです。

最近はデスクワークやゲームを長時間やって猫背になりがちなので、肩甲骨を閉じるための体操を1日3回やるといいそうです。

肩甲骨を閉じる体操

  1. 両手を肩に乗せる。(右手は右肩、左手は左肩)
  2. そのまま、後ろに大きく肩を10回回す。
  3. 次に逆回転にして、肩を10回回す。

この体操を1日3回やると肩甲骨が飛び出てくるので痩せて見られるようになります。

ウエストにくびれを作る運動とは!?

体のくびれがあると、多少脂肪が乗っている状態でも美しく見えることがあります。

例えば、亡くなった千代の富士さん相撲取りなのに、肩がもこっと1回くびれています。

くびれるべきところにくびれがあると、脂肪が乗ってても太っているように見えません。

例えば、お腹周りのくびれは男女問わず欲しいですが、その場合起き上がる腹筋運動をしてもお腹周りにくびれはできません。

ウエストのくびれを作るには、まずお腹を凹ませて体をひねることで、くびれる方面に働く筋肉が強くすることができ、ウエストのくびれを作ることができます。

がん治療の最新医療技術のホンマでっか!?

その道一筋の研究者が最先端のガン治療について紹介

バーチャル・リアリティ(VR)を使って手術の完成度を高める

医療技術開発一筋20年 杉本真樹先生

今流行りの「バーチャル・リアリティ(VR)」を駆使して、がん手術の様々なリスクを軽減してくれる最新医療技術があります。

レントゲン→データ化→3D化→バーチャル・リアリティ(VR)に変換していき、VRを使って3D化された患者さんの体内や患部を観察できるため、手術の完成度を上げることができます。

そして、VRゴーグルをを装着すると画像を360度立体的に観察できます。

精度は0.2ミリ~0.3ミリまで正確に再現することができ、CTスキャンの機械に30秒間入るだけで、一瞬に3Dデータを作ることができます。

この最新技術を使うことで、経験の浅い医師は3Dで立体的に患者の体を観察することで、実感が湧きやすく手術に迷わずに挑む事ができるとか。

さらに、医師同士の議論や患者への病状の説明にも活用できるます。将来的には3Dで自分の体内の隅々までみれ、スマホで自分の健康チェックもできるようになるとか。

また、練習で触感を知るために3Dプリンターで作った臓器の模型もあります。(※重さや臓器内の血管までリアルに再現されており、電気メスで切ると実際に出血までする模型)

患部がリアルに再現されており、手術前に何度も練習することができます。

大腸ガンは「一滴の血液」で早期発見できる

消化器内科一筋24年 吉田優先生

がんの部分別死因の男性3位、女性1位が大腸がんが原因です。大腸がんは早期発見できれば、内視鏡や小さな手術だけで取る事ができ治らない病気ではありません。

現在は研究段階ですが、来年には実用化される予定の技術で大腸ガンを「一滴の血液」を検査するだけで早期発見できる最新技術があります。

一滴の血液で大腸がんを発見できるのは、人間の設計図である遺伝子からタンパク質を作って糖・アミノ酸・脂肪酸などの代謝物を動かして人間は生命活動をしています。

がん細胞は得意な遺伝子を持っており、小さながん細胞は多数共存しており、今まではがんを発見するには血液に流れる遺伝子を全部調べる必要がありました。

しかし、がん細胞は特異的なタンパク質を出し、このタンパク質が作用する代謝物を調べる事で小さながんを発見可能になりました。

つまり、がんの遺伝子を発見することは難しいが、がん細胞が作ったタンパク質が作用する代謝物を調べることでがんを発見できるようになったそうです。

その大腸がんに関連する4つの代謝物が以下で、これを式に当てはめ計算し結果の数値が一定の基準値を越えるとがん判定をするようです。

  • 2−ヒドロキシ酪酸(2-HB)
  • キヌレニン(Asp)
  • アスパラギン酸(Kyn)
  • シスタミン+システアミン(Cyst)
  • 予測式p=1/1+e-{-8.32+286.59(2-HB)+33.87(Asp)+1634.96(Kyn)+78.78(Cyst)}

人間にはがん細胞はもともとありますが、この検査でポリープなど実際に表面化した者のみを発見し、この予測式で95%の確率で大腸がんを早期発見することができます。

がん細胞を「狙い撃ち」して破壊できる治療法がある!?

悪性脳腫瘍治療一筋36年 宮武伸一先生

がんの治療が難しいのはがん細胞が正常な細胞に染み込んでいるためで、一つ一つをピンセットで取り除くことはできません。

悪性脳腫瘍は正常な組織の中に入り込んで存在し、従来のX線治療だとがん細胞と共に正常な組織も破壊していました。(※脳の場合正常な組織が破壊されるとほとんど再生しない)

そこで開発されたのがBNCT( ホウ素中性子捕捉療法)というものです。

BNCTは、がん細胞だけが吸収するアミノ酸に薬(ホウ素化合物)をつけて投与し、がん細胞にアミノ酸と薬を一緒に吸収させ、そこに原子炉から中性子を照射してがん細胞だけを爆発させて内部のがんを破壊するというものです。

正常な細胞の損傷は0ではないが回復させる薬も開発中です。

実際にこの治療法で治療した患者さんは、48時間後には腫瘍は縮小し正常組織もダメージなしという実験結果があります。

他にも、余命4ヶ月弱の患者が2年半前に治療を受けて現在では治療して半年で、職場復帰をされている例もあります。

現在は原子炉を使わない小型の加速器を開発・治験中だそうです。病院の中で治療できるようにしているようです。

しかし、副作用もあり、薬が毛根に多く取り込まれるため、治療すると毛根にダメージが残り髪の毛が抜けるそうです。

【広告】