気まぐれで怠け癖が邪魔をする!衝動的でだらしない誠実性が弱い人の特徴

2018-09-04性格心理学

仕事や勉強中に怠け癖があり、集中力がなくボーとしたり、ふらふら・ぶらぶらと落ち着きがなかったり、スマホをいじったりする人って世の中に大勢います。

このような人たちは、ビック・ファイブの特性5因子の誠実性が弱い人たちで、自分をコントロールできないので衝動的になりやすい人たちです。

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衝動的で計画性がない

特性5因子の誠実性は、自分が設定した目標やプラン、規律、秩序といったものに固執する因子なので、誠実性が弱い人は、衝動的で、気の向くままに行動し、意志が弱い傾向にあります。

自分をコントロールすることができないので、感情的になりやすかったり、気分屋だったりします。

このような誠実性が弱い人は、自制心が働かないことで次のような特徴が現れます。

仕事や勉強に集中できない

職業上の成功を予測するうえで最も信頼できる要因は誠実性で、誠実性が弱さが仕事や勉強など自制心が必要な活動において集中力を欠如させてしまいます。

たとえば真面目に仕事や勉強をしなければいけない場面でも、ふらふら・ぶらぶらしたり、ぼ〜っとしたり、他人と会話を楽しんだり、スマホをいじったりしてしまいます。

このような不真面目な態度が、職場の上司や先輩、学校の教師の癇に障って人間関係を壊したり、知らない人に迷惑をかけてトラブルに発展して警察のお世話になることもあります。

怠け癖で物事をグズグズと先延ばす

自制心がなく衝動的になりやすい性格は、自分で設定した目標達成のために努力することや生活での重要事項を実行するための障害になります。

せっかく目標を設定しても、やる気が起きずに、グズグズとやるべきことを先延ばしにしてしまい、結局のところ計画を実行しないまま目標を断念してしまいます。

その人が野心家で成功したいと思っていても、ダイエットや健康のために運動やバランスの良い食事を心がけようとしても、怠け癖が邪魔をして自分を納得させる言い訳をするだけで何も実行しません。

浪費家で貯金できない

誠実性が弱い人は、計画性がなく衝動的なのでお金も計画的に使いませんし、お金はあればあるほど使ってしまう浪費家です。

お金の管理が下手で浪費に歯止めが効かないので、クレジットカードを持っていると限度額まで使ってしまいます。

そのため、クレジットカードは持たない主義で、普段の買い物はすべて現金払いという人も少なくありません。

今が楽しめれば良いだけなので、将来のために貯金するということもしなければ、スキルを磨くために自分に投資するということもしません。

好きなことへ半端なく集中する

これまでの説明のように、自制心がなく衝動的でいることは、悪いことだけのように感じます。

しかし、その衝動が好きなことに向けられたとき、自制心がなく歯止めが効かないぶんだけ好きなことへの集中力が半端なく発揮されます。

例えば、気に入った食べ物ができたなら、短い期間に高頻度で食べますし、好きなゲームができたら何時間、何十時間も飽きるまで没頭します。

これは学習の面で見ると、短い時間に集中して学ぶことができるということですあり、好きなことを仕事にすれば、普通の仕事をするよりも優れた成果を出せる可能性があります。

IQが高い

意外かもしれませんが、自制心がなくだらしない誠実性が弱い人は、誠実性が強い人よりもIQが高く頭が切れるという研究結果が出ています。

IQ(知能指数)とは情報処理のスピードを表す指標ですが、誠実性が弱い人はなぜIQが高いのに自制心がないのでしょうか?

これは頭が切れて鋭い理解力に恵まれているので、前もって計画を立てて準備しなくても上手くやれることがすぐに分かってしまい、わざわざ訓練しなくても大丈夫だと考えるからです。

逆に誠実性が強い人は、IQが低いので他人が楽に達成できることでも訓練を必要とするため、行動スタイルを変えて知能レベルを補おうとします。

なので、誠実性が弱い人は小学校のテストの点数は高かったけれど、学年が上がるにつれてテストの点数が下がっていき、最終的に誠実性が強い勉強熱心な人に勝てなくなってしまうという経験をした人も多いのではないでしょうか。

アドリブ上手でスポーツや芸能の仕事が得意

誠実性が弱い人は、IQが高く情報処理能力が高いので、アドリブ上手で予測不能な出来事の対応力に優れている傾向にあります。

例えば、スポーツでは前もってシナリオがあるわけではないので、天候や対戦相手の戦術、相手の出方を伺いながら、その場のノリで瞬時に反応して臨機応変に対処する必要があります。

誠実性の強い人のように自分が考えたプランに固執するばかりで臨機応変さがないのは、スポーツのように状況が激しく変化するものごとにおいて、勝負をドブに捨てるようなものです。

なので誠実性が弱い人は通常の仕事では活躍できないですけど、アドリブが重要視されるスポーツや芸能の仕事、アーティストなどに向いています。

犯罪者になる可能性がある

誠実性が弱い人は衝動をコントロールすることが苦手なので、気分屋で思慮深く考えることができません。

そのため、イライラして衝動的にトラブルを起こしたり、後先考えずに目先の利益に飛びついて悪い結果を招いたりします。

このような理由によって衝動的な人は犯罪を行ってしまう可能性を高める要素となっています。

また、弱い誠実性の他に弱い調和性と弱い神経質傾向も犯罪者になりやすくなる要素です。

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Posted by curious