外向的な人と内向的な人の個性差を決める外向性が生まれる原因【性格心理学】

2017-05-03性格心理学

内向的な人は外向的な人を見ると、よく笑う明るい性格で、いろんな人に社交的にできる事が羨ましいと感じます。

一方で、外向的な人は内向的な人を見ると、物静かで取っ付きにくい面がありますが、深い専門的な知識や技術に驚かされる事がしばしばです。

このような性格の違いは、パーソナリティ5因子モデル「ビックファイブ」の外向性が関係しており、相反する性格を作る要因が存在しています。

そこで、今回はこの外向的な人と内向的な人の個性が生まれる理由を知るために、ビックファイブの性格特性である外向性のメカニズムについて紹介していきます。

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ポジティブ感情に対する反応性の違いで生まれる

パーソナリティ5因子モデル「ビックファイブ」の性格特性である外向性が生まれる原因について説明しますが、その前に外向的な人と内向的な人の特徴についておさらいしておきましょう。

外向的な人は、外での活発な活動を好む傾向にあり、お金やブランド物、名声などの目に見えて分かりやすい報酬やステータスに強い関心があります。そして、いろんな人との社交が好きで、恋愛やセックス好きです。

一方で内向的な人は外向型の人のように、分かりやすい報酬やステータスに関心が薄ければ、家に引きこもりがちで外での活動をあまりしませんが、自分の好きな事に対する執着はすごく専門家のような知識を持っています。

また、人間関係では、いろんな人との社交をあまり好みませんが、特定の人と長く深く付き合う傾向にあります。

このように性格の特徴に個人差が生まれるのは、外向性が「ポジティブ感情に対する反応性の違い」によって生まれる性格特性だからです。

そのため、外向的な人は「喜び・興奮・賛美・達成感・ロマンス・恋愛など」自分がポジティブになれる事はなんでも好みます。

しかし、その反面で目先の手に入りやすい報酬を求めがちなため、薄ぺらい人間だと思われる人もいます。

内向的な人はポジティブ感情の反応性が鈍いため、自分が好きなもの以外では特別テンションを上がる事はないです。

このことでよく勘違いされるのが内向的な人はネガティブな人だと決めつけられるのですが、それは誤りです。ただ外向的な人と違って平常心でいることが多いだけなのです。

ポジティブ感情に違いが生まれるメカニズム

では、性格特性の外向性はポジティブ感情に対する反応性の違いが、外向的な人と内向的な人の個人差が生まれる原因であることはわかりました。

では、ポジティブ感情はどのようなメカニズムで生まれるのでしょうか?

それはドーパミンという神経伝達物質が影響しています。

ラットを使ってドーパミンの活動を増加させる実験を行うと、探索活動、性的活動、食べ物を捉える行動を増加させるという結果がでました。

また、人間が精神病や神経系疾患の患者を治療をするため、ドーパミンと似た効果を持つドラックを使用すると、多くの患者が快感を報告し、より高い刺激を求めるようになりました。

これらの実験から、性格特性の外向性と神経伝達物質のドーパミンには強い相関関係がある事が分かり、ドーパミンによってポジティブ感情の反応性に違いが生まれていることが分かりました。

さらに、具体的にはドーパミン系の脳領域における反応性に違いあり、ドーパミンD4受容体遺伝子(DRD4)の個人差と他の遺伝子の複雑な相互作用によって、外向性に個人差を生み出しています。

外向的 or 内向的な性格を身につける方法

外向的な人の中には内向的な人の特性を身に付けたいと思うし、内向的な人も外向的な人の特性を身に付けたいと思います。

ただ、ドーパミン受容体遺伝子が性格を作り出している事から、生まれつきだからと諦めてしまう人もいるかもしれません。

しかし、遺伝子の影響はほぼ半分ぐらいなので、本人の努力や厳しい環境に身を置く事で、自分とは逆の性格特性を身につける事ができます。

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