発達障害を早期発見!幼児のASD(自閉症スペクトラム障害)を簡易診断

2018-09-18発達障害, 子育て・育児

発達障害という言葉が広まって「自分の子供がもしかしたら発達障害では?」と心配する親御さんも多いのではないでしょうか。

もし心配なら幼児のASD(自閉症スペクトラム障害)簡易チェックをしてみて、発達障害の疑いがあるのかどうか簡単に調べることができます。

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見つめ返さない、笑い返さない(1歳頃から診断)

ASD(自閉症スペクトラム障害)の症状では、対人関係の障害が見られることが特徴的です。

これはASDが共感力やメンタライジング能力が低すぎるため、他人とうまくコミュニケーションを取ることができないためです。

赤ちゃんにとって母親は初めての対人関係で赤ちゃんは母親のことが大好きです。また、母親との関係は赤ちゃんの成長にとても大事です。

そのため、ASDではない赤ちゃんなら母親が見つめれば見つめ返し、笑えば笑い返すのが普通の反応です。

(※専門的には見つめた時の瞳孔の変化や瞬きの変化をチェックしますが素人には無理です。)

しかし、ASDの赤ちゃんは共感することができないので、母親が見つめても見つめ返さないし、笑っても笑い返しません。

この症状が1歳未満ならあまり問題ではありませんが、1歳を過ぎて何ヶ月もこのような症状なら脳に障害がある可能性があり、ASD(自閉症スペクトラム障害)の疑いがあります。

まっすぐ見ないで視野の一部で物を見る(1歳頃から診断)

静止した物体を見ることは単純なことのように思いますが、実際は複雑な視覚情報システムの働きをしています。

具体的には、一瞬見て目から色や形の情報が脳に入力されても、脳による色の情報処理は遅く、形は早いため、一瞬前に見た色が一瞬後に見た別の文字の形に関連付けられて認識されるといった、情報処理の時差が錯覚を起こしています。

脳科学的に静止した物体をまっすぐ見ないで視野の一部だけで物を見ている場合、高次脳機能に障害があるということです。

もし、1歳以降の赤ちゃんに視線の一部で物を見ることが頻繁に起きており、かつ数ヶ月以上持続している場合は、ASD(自閉症スペクトラム障害)を疑いがあります。

赤ちゃんの高次脳機能をチェックするには、指や鉛筆の先端などを見せたときに視線がづれていたり、人と対面した時に相手を見下ろしたり、横目で見たりします。(※上目づかいはあまり見られない)

もちろん、赤ちゃんは興味がないものにはまっすぐ見ないため、赤ちゃんが熱中しているおもちゃなど色々な物で、視線がまっすぐかどうかチェックするようにしましょう。

また、赤ちゃんにまっすぐに見ることの訓練や眼を動かすことの訓練が必要だと思う両親もいるようですが、無意味なのでやめましょう。

言葉が遅い(1歳半頃から診断)

言葉が出る時期は、月齢や性別によって個人差があるので多少遅くても問題ありませんが、1歳半から2歳頃までに言葉が出ない場合は、脳機能障害の疑いがあるので注意です。

さらに3歳から4歳を過ぎても急速に語彙が増える「語彙爆発」が起こらないことも問題です。

そして、「言葉が遅い」ことプラス、「見つめ返さない、笑い返さない」と「視野の一部で物を見る」の3つの症状が組み合わさった場合、明らかに脳機能障害を起こしておりASD(自閉症スペクトラム障害)や知的障害(精神遅滞)の疑いがあります。

また、「見つめ返さない、笑い返さない」と「視野の一部で物を見る」の症状と組み合わさっていないなら、言葉の遅れは発達障害ではなく難聴が原因の場合があるので、まず耳鼻科で医師に診てもらいましょう。

山なりのキャッチボールがうまくできない(4歳以降に診断)

発達障害の多くの子どもができないことが2つあり、それは「現実的な速度で動いている対象を眼でスムーズに追うこと」「両手をうまく使うこと」です。

その2つの要素を兼ね備えた診断方法が「山なりのキャッチボールをすること」で、ボールの落下点を予測する高度な脳機能も使うため、発達障害の簡易診断に向いています。

具体的には部屋の中でもいいので、軽いボールや小さいぬいぐるみを使って、子どもと対面して山なりのキャッチボールをします。

チェックポイントは、ボールの動きを眼でスムーズに追っているか、両手を同じように使ってキャッチするかどうかで、ボールをキャッチできても眼で追っていないとか、両手の動きがバラバラなら問題です。

そして、キャッチボールがうまくできないことやキャッチボールをしようとしても横を向いて避けたり、キャッチボール自体に興味を示さない場合は、様々な発達障害の可能性が高いです。

この場合、ADHD(注意欠陥・多動性障害)やASD(自閉症スペクトラム障害)、知的障害などの疑いがあります。

顔の絵を描かせる(4、5歳以降に診断)

発達障害改善の現場ではよく絵を描かせるのですが、ASD(自閉症スペクトラム障害)の場合は、顔の絵を描かせることで診断することができます。

この診断は、ASDが他人への顔や表情に興味がないか薄い特徴があるためで、顔の絵を描くことでASD傾向を調べることができます。

顔の絵の診断ポイントは次の通りです。

  1. 「顔を書いて」と言ってるのに、顔に加えて身体や全身を描く。
  2. 耳を描く。
  3. 目が描けても瞳を描いていない。
  4. 顔にはない物を顔の輪郭の中に描く。
  5. アクセサリーの類を強調して描く。

また、顔の輪郭は描いても目や口などのパーツを全く描いていない場合も、ASD(自閉症スペクトラム障害)の疑いがあります。

発達障害の改善と予防について

発達障害の疑いがある場合は、ホンマでっか!?TVでお馴染みの澤口俊之が所長の「人間性脳科学研究所」に相談してみましょう。

また、澤口俊之先生の書籍に詳しい内容があるので、発達障害の理解を深めましょう。

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