成長ホルモンの働き|身長を伸ばす、健康と美容、ダイエット効果も!

2018-04-18健康

成長ホルモンの働きは、子供の身長を伸ばすことや健康と美容効果で有名ですが、それ以外にも成長ホルモンの働きはあります。

今回は成長ホルモンの働きについて、有名なものからあまり知られていないものまで紹介していきます。

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身長を伸ばす

成長期になると身長がグーンと伸びてきますが、これは生涯の中でも成長期が成長ホルモンを多量に分泌する時期だからです。

具体的には、成長ホルモンが肝臓に刺激を与えてIGF-1(ソマトメジンC)というインスリン様成長因子の分泌を促進します。

そして、IGF-1が破骨細胞の古い骨を破壊する働きを促進して、骨端線(軟骨細胞)の付近にある骨芽細胞が新しい骨を作ることで身長が伸びます。

骨端線は年齢の経過とともに減少するので、一般的に成長期が終わると身長が伸びなくなります。

そのため、身長が伸ばしたい人は成長期の限られた時期に、成長ホルモンを多量に分泌するための適切な食事と睡眠、運動をするが必要があります。

バストアップ効果

バストサイズの大小は女性特有の悩みですが、成長ホルモンを多量に分泌させるとバストアップ効果があります。

具体的には女性のバストサイズは、胸内部の乳腺の中に存在するラクトゲン受容体の量が関係しており、ラクトゲン受容体が少ないと貧乳になってしまいます。

また、ラクトゲン受容体は成長ホルモンや女性ホルモンの刺激を受けて胸を膨らませるため、ラクトゲン受容体の量が多くてもホルモン不足だと貧乳になってしまいます。

一般的にラクトゲン受容体は10歳前後に乳腺に発現しますが、20歳を超えてから発現する例もあり、成長ホルモンを投与すると急にバストアップする人もいます。

そのため、貧乳に悩む10〜20前後の女性は、成長ホルモンを増やす生活習慣に変えてみるとバストアップする可能性があります。

アンチエイジング効果

年齢とともに成長ホルモンの分泌量は減っていきますが、成長ホルモンの分泌を即することで、女性が悩みやすい肌のトラブル防止や、男性の悩みやすいハゲ防止になります。

美肌効果:肌の潤いと肌の弾力アップ

皮膚組織の9割以上を占める真皮の中に張り巡らされているのがコラーゲンで、肌の弾力を保つ働きがあります。

また、コラーゲンの隙間を埋めているのが、プロテオグリカンという成分で主成分はヒアルロン酸で、肌の水分を保つ働きがあります。

ヒアルロン酸は、皮下組織にある繊維芽細胞が作り、年齢とともに繊維芽細胞の働きが弱まっていくので、肌がカサカサとなり弾力もなくなります。

成長ホルモンは、繊維芽細胞の働きを活性化させて、コラーゲンとヒアルロン酸の合成能力を高めるので、肌の潤いと弾力を保つ効果があります。

また、成長ホルモンは肌の生まれ変わりであるターンオーバー(肌の新陳代謝)を即し、肌荒れを無くす効果があります。

(※ターンオーバーは体の部分によって異なり、約28日〜56日程度)

発毛促進・脱毛防止する効果(ハゲ防止)

髪が伸びるのは頭皮内の「毛乳頭」と「毛母細胞」の働きによるものです。

「毛乳頭」は毛細血管と直接接しており、栄養や酸素、ホルモンを受け取ります。

「毛母細胞」は毛乳頭の周りにあって、栄養などを毛乳頭から受け取り、細胞分裂して発毛を即したり、髪の成長を止めたりします。

成長ホルモンは、毛母細胞の働きを活性化する働きがあるので育毛や脱毛防止効果があります。

そして、成長ホルモンは新陳代謝も即してくれるので、ダメージヘアーを修復して、美しいツヤ髪を保つ効果があります。

ダイエット効果

年齢を重ねると太りやすくなりますが、これも成長ホルモンが関係しています。

筋肉の成長・筋力アップ効果

成長ホルモンは肝臓から分泌されるIGF-1に働きかけ、アミノ酸からタンパク質の合成を即し、筋肉を成長させてくれます。

しかし、成長ホルモンを分泌したからといって、自動的に筋力アップするわけではなく、筋トレして筋肉を破壊する必要があります。

ただ高齢者に関しては、成長ホルモンを投与するだけでも筋力アップ効果があるという研究結果があります。

これは高齢者は成長ホルモンの分泌量が少なく20代の1/10くらいなので、修復しきれていない筋肉が修復できたので、結果的に筋力アップにつながります。

体脂肪分解する効果(痩せ効果)

体脂肪は脂肪細胞の中で中性脂肪の1つである「トリグリセリド」として蓄えられており、成長ホルモンはトリグリセリドを分解して「グリセロール」と「脂肪酸」の2つに物質にします。

ただし、脂肪分解したからといって痩せるわけではありません。成長ホルモンは、脂肪分解をしてエネルギーとして消費しやすくしているだけです。

研究によると、成長ホルモンの体脂肪分解作用は5〜6時間続くとため、その間に有酸素運動などで、エネルギーを消費して脂肪燃焼をする必要があります。

健康維持する効果

成長ホルモンは、疲労・破損した組織を修復する働きがあります。この働きによって成長ホルモンには以下の効果もあります。

  • 免疫機能を保つ
  • 怪我の修復
  • 疲労回復
  • 目の疲労防止
  • 骨粗鬆症の予防
  • 関節の柔軟性の向上
  • 生殖機能を保つ
  • 精神安定効果

成長ホルモンには、以上のような効果があります。怪我が治りにくい、体の疲れが取れない、風邪になりやすいなど、体の不調が回復しない場合は、生活習慣を改善して成長ホルモンを分泌させましょう。

【成長ホルモンとは?】身体の成長と健康維持に必要な「成長ホルモン」とは

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Posted by curious