教育費負担がつらい!教育と子育てにお金と時間をかけると良いタイミング

2018-07-29教育・習い事, 節約術, お金・投資

子供の子育てや教育では心配事が絶えませんが、もっとも頭を悩ませるのが家計を圧迫して大きな負担である子供の教育費です。

今では大学に進学することは当たり前となっており、教育ローンや奨学金で借金してでも大学に通う人も多くなりました。

しかし、大学卒業後に奨学金を返済できずに自己破産する人もおり、現在の教育のあり方もそうですが個々人の教育についての考え方も直さなければいけない段階かもしれません。

そこで重要なのが何も考えず、周りに流されることなく限られたお金と時間を使うのではなく、費用対効果を考慮して賢く教育にお金と時間を使うことです。

そこで子供の教育で限りあるお金と時間をどのタイミングで賢く使うべきか紹介します。

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子供の教育費の負担が大きい日本

文部科学省が実施した「教育費負担に関する国民の意識調査」で、子育ての何がつらいかという質問に「71.3%の人が子供の教育費の負担が大きいことがつらい」と答えました。

家計が負担する子供一人当たり(幼稚園から大学卒業まで)に必要な平均的な教育費は、すべて公立の場合は約1,000万円、すべて私立の場合は約2,300万円の教育費がかかり、親が子育てがつらいと思うのもうなずけます。

子供に幸せになって欲しいという親心が、これだけ負担が大きい教育費を払う動機となっていますが、費用に対して十分な結果が出せているのかというと疑問です。

多くの人が小学校よりも中学校、中学校よりも高校、高校よりも大学というように教育段階が上がるに連れて時間とお金をかけることが、子供の成功の大きな要因になると考えています。

確かに学歴が高いほど就職に有利に働くため、大多数の親が高校や大学の費用を子供が小さい頃から貯金します。

しかし、この一般的に理にかなっていると考えられる方法を教育経済学者は否定しており、限りあるお金と時間を多く使うべきタイミングがあるようです。

幼児教育期がお金と時間を使う良いタイミング!

経済学では「将来子供が高い収入を得るだろうと期待して子供の教育に支出する」のは「将来値上がりすると期待して株を買う」といった投資と同じ行為だと考えます。

これは1992年にノーベル経済学賞を受賞したシカゴ大学のゲーリー・ベッカーが提唱した「人的資本論」という考え方によるものです。

教育を経済活動と捉えると将来に向けた投資として解釈でき、子どもの教育を受ける期間が1年間追加されるごとに、子どもの将来の収入がどのくらい高くなるかを「教育の収益率」として数字で表します。

教育経済学者はこの考えのもと、子供の各教育段階における教育の収益率を調査し、子供の幸福に関係する金銭以外のさまざまな要因も数値化して計算に取り入れて、最終的な教育の収益率を出しました。

その結果、一般的にお金と時間を増やすのは高校や大学が良いと考えられていましたが、実はその逆で教育の収益率が最も高いのは幼児教育期で、今まで教育費の大きな負担であった大学は最も収益率が低いことが明らかになりました。

つまり、子育て・教育において教育費や時間を費やす良いタイミングは幼児教育期であるということです。

幼児教育での「非認知スキル」が教育の収益率を高める

なぜ大学の高等教育ではなく幼児教育期が最も教育の収益率が高いのかというと、人生で重要なことはお金を稼ぐことだけではないからです。

人生ではお金も大事ですが、恋愛して結婚して子供を育てることや、家族や友人と人生を共有すること、自分の好きな仕事や趣味を楽しむことの方がもっと大事です。

学生が苦労して就職をしても、人間関係が原因で仕事を辞めてしまいニートになることがあるように、勉強だけできてIQが高くても、その社会に上手く適応できなければ人生を豊かで幸せに過ごせません。

そのために必要な幼児教育での「社会との関わり方」や「しつけによる人格形成」の非認知スキルを育てる教育が人生にとって大きな影響を持ち、最も収益率が高くなると考えられています。

好奇心を高める幼児教育

幼児教育で重要とわかった非認知スキルには、ペンシルベニア大学の心理学教授のアンジェラ・ダックワースが提唱するGRIT(やり抜く力)や自制心や忍耐力、社会性などがあります。

これらの非認知スキルは人生を豊かにするためにどれも重要な要素ですが、私たちはどうやって幼児教育すればいいのでしょうか?

答えは好奇心を高める幼児教育をすることです。

好奇心は人間が本来持っている知的欲求なので、子供は好きなことを通してGRITや自制心、忍耐力を自分で鍛えますし、興味があることに関係するコミュニティに入ろうと行動するようになります。

親がすることは、子供の好奇心を見抜いて本気度を確かめて最後まで頑張るように励ましたり、子供の好奇心が尽きないように違う視点を教えればいいのです。

【好奇心まとめ】成功と幸福を支える4つの知能「GRITとICE(IQ・CQ・EQ)」

まとめ

今回紹介した教育経済学者だけでなく、脳科学者や心理学者も幼児教育期に身につけた非認知スキルが、人生の成功に大きな影響があると指摘しています。

ただ注意するべきは、子供の成長に合わせた教育をすることが重要で、親が幼児教育に張り切って子供にとってあまりに強い刺激を与える教材などを使うと脳の発達に悪いことがあります。

また、親の夢を子供に押し付けることで子供の好奇心を殺す親もいるので、そういう親にも自制心や忍耐力、社会性が必要でしょう。

そのため、私たち大人はもっと「どのような教育が子どもの幸せにつながるか」と研究して幼児教育を実践していかなければならないと思います。

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