【おすすめアニメ】人間ドラマは深い名言だらけ!思想系スペースオペラ「銀河英雄伝説」を紹介
面白いエンタメに探している方へ、おすすめアニメ作品をピックアップ。
今回は紹介するのは、思想系スペースオペラ「銀河英雄伝説」を紹介します。
銀河英雄伝説とは
銀河英雄伝説(Legend of the Galactic Heroes)とは、田中芳樹のSF小説です。
ジャンルはスペースオペラ、群像劇、歴史小説で、全14巻(本編10巻+外伝4巻)刊行され、2022年1月時点で累計部数は1500万部を突破しています。
アニメ版は、1988年〜2000年にかけてOVAを中心としてアニメシリーズが展開され、劇場公開アニメ3作、OVA本伝110話、外伝52話が制作されました。
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銀河英雄伝説のあらすじ
遥かな未来、銀河に進出した人類は、二大陣営に分かれて戦っていた。
皇帝と貴族が支配する銀河帝国(帝国)と、帝国から脱出した共和主義の人々が建国した自由惑星同盟(同盟)である。
広大な航行不能宙域の間に挟まる2か所の回廊宙域でのみ結ばれた両陣営の戦争は、開戦から実に150年間が経過していた。
長き膠着の果て、ラインハルト・フォン・ローエングラムとヤン・ウェンリーという若き英雄が相次いで両陣営に登場することで、歴史は大きく動き始める。
帝国の貧しい貴族に生まれたラインハルトには母代りの敬愛する姉と、無二の親友キルヒアイスがいた。
しかし、彼が10歳の時に、姉が皇帝の後宮に収められたことを契機として、ラインハルトは軍人の道を歩み始める。
それは、いつか皇帝から姉を取り戻す力を得るためだった。
一方、同盟に生まれたヤンは、歴史家を志す青年だったが、経済的事情により学費が無料の士官学校に入学する。
軍で思わぬ功績を立てたヤンは宇宙艦隊の幕僚となり、ラインハルトが指揮する帝国軍との戦いで、劣勢な味方の全面的な崩壊を防いだことにより、若くして艦隊司令官に抜擢される。
銀河英雄伝説の見どころ・面白いポイント
銀河英雄伝説の見どころ・面白いポイントを紹介。
普遍的で学びが多いアニメ作品
この銀河英雄伝説のテーマは、「戦争」と「政治」だと思います。
難しいテーマなので、正直に言って小中学生には理解できないことが多いアニメ作品かもしれません。
私はそんなに賢くないので、銀河英雄伝説をレンタルして見たのが20歳ぐらいでしが、それでもちゃんと内容を理解するのは難しいと思いました。
でも、2024年現在で改めて観なければいけない作品だと感じています。
それはコロナのパンデミックから始まり、戦争とテロ、腐敗した政治と社会、資本主義と社会主義の弊害など、明らかになってきており他人事ではなくなってきているからです。
銀河英雄伝説は普遍的で学びが多い作品です。
勉強のとっかかりとしても銀河英雄伝説を観るのもいいかもしれません。
人間ドラマで政治思想の善し悪しを理解できる
私たちは日本やアメリカのような民主主義は善、中国やロシアのような専制政治は悪というイメージがあります。
これはメディアによる情報操作の賜物です。
この銀河英雄伝説は、未来の宇宙を舞台にした架空の歴史小説という体裁をとっています。
銀河英雄伝説では、銀河帝国にラインハルト・フォン・ローエングラム、自由惑星同盟にヤン・ウェンリーと、2人の若き英雄を軸に、様々な登場人物が織りなす、政治や思想を絡めた人間ドラマが主体の作品です。
そして、この帝国と自由惑星同盟という違う体制で、それぞれの人間ドラマが進みます。
このような対比がされることで、民主主義と専制政治の善し悪しがそれぞれあることがわかり、自分の無知さに痛感させられます。
数々の名言がある
銀河英雄伝説では数々の名言があり、youtubeでも名言集の動画が作られるほど。
そこで数々の名言から一部、私が考えさせられる名言を紹介していきます。
固い信念なんてものは、かえって信用おけんね。
だいたい戦争なんてものは、固い信念を持った者同士が起こすんだからね。
ヤン・ウェンリー
人間の行為の中で何がもっとも卑劣で恥知らずか。
それは権力を持った人間、権力に媚びを売る人間が、安全な場所に隠れて戦争を賛美し、他人には愛国心や犠牲精神を強制して、戦争へ送り出すことです。
ヤン・ウェンリー
お前たち権力者はいつもそうだ!
「多数を救うために、やむなく少数を犠牲にした」と、そう自分だちを正当化するんだ。
だが、その少数の中に貴様ら自身や貴様らの親兄弟が入っていたことが一度だってあるか!?
皇帝暗殺未遂者
「政治の腐敗」とは、政治家が賄賂をとる事じゃない。
それは政治家個人の腐敗であるに過ぎない。
政治家が賄賂をとっても、それを批判できない状態を「政治の腐敗」というんだ。
ヤン・ウェンリー
専制政治が倒れるのは、君主と重臣の罪だが、民主政治が崩壊するのは、すべての市民の責任ですからな!
アレクサンドル・ビュコック
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