ロジカルシンキングの基本 – 論理的思考で意識するべき4つのポイント

ロジカルシンキング

あなたが何かしら論理的に考えたり、会議で議論をする時、問題を絞り込めなかったり、上手い解決方法が見つからないのなら、考える姿勢に問題がある可能性があります。

しかし、論理的思考をするときの4つのポイントを意識していれば間違った思考をすることが減り、考えが上手くまとまらず時間を浪費するなどの問題を解決することができます。

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イシューを特定して意識する

イシューとは、本質的な目的、考えるべき議題、論点、課題、検討事項、問題などを意味するビジネス用語です。

私たちが何かしら自分の頭で考えたり他人と議論する際には、「何のために考えるのか?」「何を議論するべきか?」イシューを特定して常に意識して置かなければいけません。

なぜなら、イシューを特定せずに意識しないと、目的を見失って問題の一部分だけに注目したり、問題を広く捉えてしまし意味もない検討を続けたり、なかなか全体的な問題解決に至らないからです。

例えば、ある問題に対して議論する際にイシューが定まっていないと、みんなの共通認識がないため個人でバラバラに状況を判断して、議論があさって方向に向いてしまいます。

また、「待機児童問題」について考える際に、待機児童を減らすために幼稚園を増やす案が出ますが、本質的には子供の面倒を見れれば問題ありません。

なので、海外では仕事場に子供を連れて行けるようにするという解決策を取っている国もあり、幼稚園を増やす以外にも解決策があることがわかります。

イシューを特定して意識し続けるには、思考前や思考途中に次のような自問自答を繰り返しましょう。

  • まず何を考えるべきか、何を論点とするべきか考える。
  • いまこの問題を考える必要があるのか?
  • 本当の目的は違うところにあるのではなか?
  • 論点がずれていないか?

スコトーマを意識する

人が何かしらを考える時は、文化や環境、教育、過去の経験や好き嫌いなどの影響を受けた主観というレンズを通して物事を認識しています。

そして、客観的な視点を持たずに主観だけで物事を認識して考えるとスコトーマ(=心理的盲点)を作り出してしまいます。

例えば、「人生の一度の失敗で取り返しがつかない」とスコトーマにハマって考える人がいますが、大概の人は一度は失敗を経験しているにも関わらず、取り返しがつかない事態には陥っていません。

このように、スコトーマにハマると「思考が凝り固まり、柔軟な思考ができなくなる」ため、思考に見落としが出たり、知識や情報を過小評価・過大評価したり、思考停止して極端な考えに固執したり、投げやりになって自滅する人もいます。

自分で墓穴を掘らないためには、次のようなスコトーマを生み出す要因となるものを意識して、ロジカルシンキングしなければいけません。

  • 価値観
  • 信念
  • 固定観念
  • 先入観
  • 思い込み

自分自身ではスコトーマには気付きにくいため、スコトーマを完全になくすことは難しいことかもしれませんが、スコトーマを減らすことはできます。

スコトーマを減らすには、思考する際に主観的な認識と客観的な認識のバランスを意識することです。

「自分は偏ったものの見方をしていないか?」「感情的になっていないか?」「思い込みをしていないだろうか?」と自問自答をして、自分で自分の思考を監視することが大事です。

フレームワークで考えるポイントを絞り込む

イシューを特定して意識していれば考える方向性が見えてきますが、目的達成するにはもっと考えるポイントを絞り込むことが大事です。

考えるポイントを絞り込むには、適当なフレームワーク(枠組み)を作って目的を分解していくことで、効果的な目的達成の方法を見つけることができます。

例えば、好きなスポーツで今よりもっと上達したい時、ただ闇雲に練習しても上手くなりません。

上手くなるにはプロと自分を比較して、「スキル、基礎体力、相手プレイ予測」などフレームワークを考えて改善点を分解して、プロと自分の違いを細かく見つけていき、効果的な練習方法を考えることです。

他にも「友人にプレゼントを買う」という場合には、「友人の好み、価格、機能、大きさ」などフレームワークを作り、それを判断基準にするといった具合に使えます。

また、適当な枠組みを自分で考えなくても、あらかじめ作られたフレームワークがあり、いろいろな目的や分野に適したものを上手く選択すれば、大きな成果を上げることができます。

例えば、有名なフレームワークには、5W1H(いつ、どこで、だれが、何を、なぜ、どのように)や事業分析の3C(市場・顧客、競合、自社)、マトリックス分析、ロジックツリーなどがあります。

フレームワークを自分で考えても、既存のものを使ってもどちらでも構わないですが、フレームワークで考えるポイントを絞り込む時は「どんな項目を考えれば、目的を達成できるか」を念頭に置くことが重要です。

繰り返し考える

ロジカルシンキングによって何らかの結論を導いたとしても、そこで満足して思考停止するのではなく、チェックにチェックを重ねて繰り返し考えることで、ミスを発見したり、問題の本質を見抜くことに繋がります。

チェックする際には「why?」(なぜ?)、「So what?」(だから何なの?、その意味は?)、「True?」(本当に?)といった言葉を使ってチェックしていきます。

例えば、「仕事のミスが多い」という問題がある場合に「なぜ?」と考えて、「社員が少なく一人が抱える仕事が多い」「作業工程が複雑過ぎる」「社員の教育不足」などの答えが出ます。

さらに、出した答えを「本当に一人が抱える仕事が多いのか?」「本当に作業工程が複雑なのか?」「本当に社員の教育不足なのか?」と「本当に?」を使って因果関係をチェックします。

このように、思考停止することなく繰り返し考え続けることで、より根本的な問題を見つけるなど本質を見抜けるようになります。

まとめ

どんなことを考えるときも、今回紹介した「論理的思考で意識するべき4つのポイント」を押さえておけば、間違った思考で時間を浪費すること少なくなります。

なので、仕事やプレイベートでの問題を考える時、新しいアイデアを見つけたい時など、何かしら考える時に4つのポイントを意識して見ましょう。

また、次に紹介するロジカルシンキングの論理展開パターンである演繹法や帰納法を活用すると、もっと上手く考えられるようになるため学んで見ましょう。

【関連】ロジカルシンキングの論理展開パターンの演繹法(三段論法)とは?

【関連】ロジカルシンキングの論理展開パターンの帰納法とは?

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