強いワーキングメモリなら「授業のつまずき」「進学校で落ちこぼれ」を予防

2019-05-10教育・習い事, ワーキングメモリ

小学校の成績は良かったけれど、なぜか中学校、高校、大学と進学するについれて成績が悪くなってしまう学生がいます。

これは学年が上がるごとに授業内容が難しくなるためで、授業についていけなくなったり、進学校では落ちこぼれたりします。

しかし、強いワーキングメモリであれば授業の内容を理解する手助けをするため、授業でつまずかないし、進学校で落ちこぼれることもなくなります。

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授業についていけなくなる理由

学年が上がるについれて授業内容は難しくなり、授業についていけなくなって勉強で挫折を感じる学生がいます。

この原因として考えられるのは、一般的に言われる子供の学力低下を招く要因です。

子供の学力低下の要因には、次のようなものが考えられています。

  • 国の教育方針:詰め込み教育、ゆとり教育
  • 教師の質と数:指導能力、教育のサポート度合い
  • 学校の雰囲気:ストレス、いじめ、友達との関係性
  • 親の年収:塾や習い事、私立校か公立校か
  • 家庭環境:親子の悪い関係性

このように子供の学力低下には、さまざまな要因が複雑に絡み合っており、教師や保護者が悪いわけではありません。

ただ子供がいじめられたり、家庭で虐待を受けたりといった劣悪な環境での学習や、ADHDや学習障害などの発達障害でない限り、子供が授業についていけなくなるたいていの原因は、子供の弱いワーキングメモリにあります。

弱いワーキングメモリだから授業についていけない

ワーキングメモリの研究では、強いワーキングメモリの子供は学習スタイルに関わらず学習成績は向上することがわかっています。

では、逆に考えて弱いワーキングメモリだと本当に勉強ができなくなるのでしょうか?

ワーキングメモリの研究では、なぜ学年が上がるにつれて学習問題に苦しむ子供が増えるのか調査をしました。

この調査は3000人以上の子供を対象にした大規模な調査で、年齢の低い5〜6歳児の子供と、年齢が高い9〜10歳児の子供のデータを比較しました。

するとワーキングメモリの弱い子供と、それ以外の子供の隔たりが年齢を重ねるにつれて大きくなることが分かりました。

年齢が低い子供では、ワーキングメモリが弱い子供のうち言語と算数テストの得点が低い子供は3分の1でした。

ところが年齢が高い子供のデータでは、ワーキングメモリが弱い子供のうち、言語と算数テストの得点が低い子供の割合は倍近く増えていました。

また、この現象は高等教育でいっそう顕著にあらわれるようになります。

400人近い大学生をテストし、読み、スペリング、読解力などの能力を測るのにもっとも頼りになるものを調べると、ワーキングメモリが重要な役割が果たしていることがわかりました。

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