芸術家や知的探求者の性格とは?「経験への開放性」が強い人の特徴

性格心理学

プロのアーティストや俳優、作家など素晴らしいアート作品を生み出す芸術家を見て、私たちはセクシーでミステリアスな一面に憧れたり、惹きつけられて好きになってしまいます。

また、広く深い知識を持っている知識人に尊敬を覚えることもあります。あなたはこんな芸術家や知識人の内面について興味はありませんか?

パーソナリティ5因子モデル「ビックファイブ」の経験への開放性が強い人の特徴を知ることで、芸術家や知識人の性格を知ることができます。

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あらゆる文化的な物事への好奇心が強い

経験への開放性は、研究者によって「遊戯性」「知的好奇心」と違う名前がつけられいます。

これは経験への開放性が、芸術から学問、興味深い新しい出来事など、あらゆる文化的な物事への好奇心が強い人たちだからです。

例えば、芸術家タイプの人は、読書、楽器の演奏や絵描き、物書き、写真、劇場に行く、美術館に行くといったことに余暇を使う傾向があります。

また、経験への開放性の違うタイプで、科学やテクノロジーが好きで読書、創作、研究、実験など知的好奇心を満たすような傾向を持つ人たちもいます。

社会ルールや慣習を嫌い、常識にとわれない人

経験への開放性の傾向が強い人は、芸術や研究関係の仕事に強く惹かれており、自由な創作をしたいと思っています。

そのため自分の好奇心を刺激してくれる、新しく革新的なもの、変化、多様性(個性的なもの)などを好む傾向が強いです。

そして、逆に刺激的でないものや自分がやりたいこと、表現したいことの制限となる、伝統的で画一的な組織、やり方・慣習を避ける傾向にあります。

さらに社会のルール、慣習、常識へ挑戦するように行動し、社会的に認められることや常識的に行動することに、あまり重要性を見出しません。

この言動によって、他人からは変わり者とみられることが多々あるようですが、世の中はこのような変わり者たちの手によって変革されていることも忘れてはいけません。

豊かな表現力や独創的な発想をする

経験への開放性が強い芸術家タイプの人たちは、個性的で独特な感性を持っていると一般的に思われています。

これは普通の人たちとは違う表現方法を使うためで、見たまま、感じたままを説明するのではなく、本質的な見方やイメージを呼び起こすものに例えが多く、一般の人からすると複雑に感じるからです。

例えば、「人生は、何が起こるかわからない」と表現するところを、詩人は「人生はドラマだ!」のように隠喩的(メタファー)な表現を用います。

また、経験への開放性が強い人が独創的な発想ができるのは、自由な思考交流ができることから生まれています。

例えば、「人生は、何が起こるかわからない」の「何が起こるかわからない=テレビドラマだ!」という具合に、人生というカテゴリーではない違うカテゴリーを結びつけることが上手いのです。

絵画では、悲しい感情や楽しい感情などを色や質感、絵の具以外に使う素材で表現するということもあります。

このように物事を自由に関連させ、連想し、組み合わせることで、新しいアイデアが生まれて経験への開放性が強い人の独創性が発揮されています。

精神異常者のような体験が多く霊を信じる

開放性が高い芸術家たちは、精神的に病気ではないのですが、精神病的な経験をする人が多い傾向があります。

ケースとしてもっとも多いことが幻聴を経験することで、精神的に健全でも起こるようです。

他にも特徴的なのが、自己のめぐる境界の喪失や、日常の光景に特別な意味を感じたり、目に見えない何かしらの力が働いていると感じたりするようです。

具体的には、自分自身が動植物の何かになってしまったという幻覚をみたり、自分自身が宇宙のど真ん中にいると、実際には遠くていけないような場所にいると感じたりします。

このように芸術家は精神異常的な体験をすることが多いので、普通の人とは違うものが見えているので、霊的なものも信じる傾向があるのかもしれません。

また、例外的にアート作品を作る人は統合失調症のような幻聴や幻覚、異常体験をすることがあるが、数学、工学などテクノロジー系のモノづくりをする人たちには見られない症状です。

まとめ

経験への開放性が強い人は、好奇心が強い人です。好みによって文化的・芸術的な分野か科学やテクノロジーの分野にだいたい分かれます。

自分でも創作活動が好きなので、精神的にも物理的にも壁となる社会のルール、慣習、常識などを避ける傾向にあります。

芸術家や知識人の独創的な発想は、違う分野同士を関連させることで生まれており、それを実現するためにあらゆる知識を得たり、新しい体験をする必要があります。

そのため、新しい革新的なもの、変化、多様性(個性)を好む傾向があり、時には幻聴や幻覚、霊的な体験から新しい着想を得たりします。

以上が経験への開放性が強い芸術家タイプの人や、知的好奇心が強い知識人の性格的な特徴でした。

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