低身長は遺伝より成長ホルモンが大事!身長が伸びる仕組み

健康,子育て・育児

身長は親からの遺伝が100%だと思う人は多く「親の身長が低いから自分も身長は低いままだ」とかもしれませんが、実はそうではありません。

身長は遺伝よりも生活習慣が大事で、誰でもかっこいい・可愛いモデルのようになれる可能性を秘めています。

もしも、あなたが低身長で「他人に舐められる」「服のサイズが合わない」「高い所に手が届かない」など不満を感じているなら、身長が伸びる仕組みを学んで見ましょう。

【広告】

(超格安WiFi|月額3,100円(税込3,410円)から100GB使える、契約期間縛りなしWi-Fiの申込)

身長は遺伝が20%、生活習慣が80%影響する

身長は両親からの遺伝による影響がほとんどだと思って、身長が低いことを仕方ないと諦めている人は多いのではないでしょうか?

そんな方に朗報です!

身長に関する研究で身長は遺伝が20%前後、生活習慣が80%影響することが明らかになりました。

この研究は身長を決定する遺伝子を探し出すために人の全遺伝情報を25万人分調査する大規模な研究で、身長に強く関連する697カ所の遺伝子の違い(SNP)が判明しました。

この研究で骨や軟骨を作る遺伝子や、今まで身長に無関係と考えていた遺伝子も含むと遺伝が20%程度決めていることが分かりました。

つまり、身長は遺伝の影響が20%前後で、残りの80%は食生活や睡眠、運動などの生活習慣が影響しています。

実際に身長が両親より高い子供は探せばいくらでもいますし、遺伝だけが身長を決める要因になっていないことは明らかです。

身長が伸びる仕組み

身長は遺伝が20%で生活習慣が80%ぐらい影響することが分かりましたが、具体的にどんな生活習慣が身長に良い影響を与えるのでしょうか?

それを知るには身長か伸びる仕組みを理解することが大事で、身長が伸びるのは「成長ホルモン」と「骨端線」が関係しています。

身長を伸ばすには「成長ホルモン」の分泌量が大事

身長に関する病気には、低身長のまま成長しない小人症(低身長症)や、逆に体が成長しすぎてしまう巨人症があります。

これらの身長に影響する病気の主な原因は、成長ホルモンの欠乏や過剰分泌が影響しており、このことから身長を伸びすためには成長ホルモンの分泌量が大事だと分かります。

なので身長を伸ばすには成長ホルモンの分泌量を増やす生活習慣を心がけることが必要です。

【関連】身体の成長と健康維持に必要な「成長ホルモン」とは

【関連】成長ホルモンの働き|身長を伸ばす、健康と美容、ダイエット効果も!

骨端線がないと身長は伸びない

身長が伸びる仕組みは「骨端線」という骨と骨の間を繋ぎ合わせる軟骨が成長することで身長が伸びます。

具体的には、骨端線が運動で破壊されて後に、以前よりも骨端線が増殖して再生されることで身長が伸びています。

一般的に成長期(男性:18前後、女性:16歳前後)が終わると身長は伸びなくなりますが、これは骨端線が成長期が終わると共になくなってしまうためです。

ただ、骨端線がなくなる時期には個人差があり、最高で男性は25歳程度、女性は22歳程度まで骨端線あり、身長が伸びるケースもあるようです。

性ホルモンを抑制して身長が伸びる期間を長くする

先ほど一般的に骨端線は成長期が終わるとなくなってしまうと説明しましたが、これは思春期に多量に分泌される性ホルモンが関係しています。

具体的には、思春期に多量に分泌する性ホルモンには「身長の伸びを加速する効果」と「骨端線の細胞分裂を止めて骨を固めてしまう作用」があります。

この性ホルモンの作用で急激に身長が伸びた後は徐々に停滞していき身長が伸びなくなるのです。

そのため、性ホルモンの分泌を抑制して思春期を遅らせることで、身長が伸びる期間を長くすることができます。

性ホルモンの抑制は、睡眠に関係する「メラトニン」を分泌させることと、間食の摂りすぎや運動不足で肥満になることで多く分泌する「レブチン」を抑制することが大事です。

骨を増殖させる「ソフトメジンC(インスリン様成長因子-1/IGF-1)」

身長は骨端線が増殖して骨が長くなることで伸びますが、この骨端線の増殖を活性化してくれる「ソフトメジンC(インスリン様成長因子-1/IGI-1)」というホルモンがあります。

このソフトメジンC(インスリン様成長因子-1/IGI-1)は、成長ホルモンよりも直接的に体の成長に関わっているホルモンで、産生されて血液中に分泌され、骨の増殖、筋肉、内臓の成長を促進してくれます。

ソフトメジンC(インスリン様成長因子-1/IGI-1)は、成長ホルモンの刺激で肝臓や軟骨細胞など全身の各組織で産生されるため、成長ホルモンの分泌を増やすことが大事です。

モデルのような高身長スタイルになろう!

身長が伸びる仕組みは理解できたでしょうか?

身長は遺伝が20%、生活習慣が80%ぐらい影響しており、生活習慣では成長ホルモンを多量に分泌させることが大事でした。

また、成長期が終わると骨端線が固まるため、成長期を遅らせる性ホルモンを抑制することで、身長が伸びる期間を伸ばすことができます。

以上のことを守ることで、あなたはかっこよく、かわいいモデルのような高身長になる可能性を高めることができます。

【関連】高身長はカルシウムだけでは不十分!身長を伸ばすための栄養素

【広告】