ドーパミンを増やす栄養素チロシンと食べ物|ドーパミン不足でやる気が出ない人は摂取しよう!

ドーパミン

やる気が出ない、モチベーションが上がらない、集中力や記憶力がなく学力が向上しないと悩む人は、ドーパミンが不足している証拠です。

ドーパミンを増やすためには、運動や目標設定などドーパミンを増やす方法を実施し、なおかつドーパミンの材料となる栄養素を積極的に摂取する必要があります。

では、ドーパミンを増やすにはどういった栄養素を取る必要があるのでしょうか?

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ドーパミンの合成する栄養素

ドーパミンの前駆体(その物質が生成する前の段階の物質のこと)の化学物質であるL-ドーパ(レボドパ)の材料となるものが「チロシン」という栄養素です。

そして、チロシンは体内でチロシン水酸化酵素(チロシンヒドロキシラーゼ)で変換されてL-ドーパとなります。

さらにL-ドーパがドーパ脱炭酸酵素(芳香族L-アミノ酸脱炭酸酵素)で変換されることでドーパミンが作られます。

また、チロシンは非必須アミノ酸なので体内で合成されますが、そのチロシンを合成する材料となるのが「フェニルアラニン」という必須アミノ酸です。

つまり、やる気が出ない人はドーパミンの分泌量を増やすために、チロシンとフェニルアラニンを含む食品を摂取して、ドーパミンを増やす方法を実行することが大事です。

チロシンを含む食品

チロシンは非必須アミノ酸の一種です。そのため、食べ物で摂取することもできますし、必須アミノ酸のフェニルアラニンを原料として体内で合成されます。

チロシンはドイツの科学者であるユストゥス・フォン・リービッヒがチーズのカゼインから発見したため、チーズに多く含まれています。

他にもチロシン含有量が多い食品には次のものがあります。

  • 大豆製品(大豆、きな粉)
  • 豆類(ピーナッツ、カシューナッツ、アーモンド)
  • 魚介類(マグロ、かつお、しらす、タラなど)
  • 魚卵(すじこ、たらこ)
  • 肉類
  • チーズ

もっと詳しく知りたい方は「チロシンを多く含む食材ランキング」を参照してください。

チロシンの摂取目安量

チロシンのサプリメントを大量に飲用した場合は、2時間後に血中チロシン濃度がピークとなり7時間持続して、血漿中のドーパミンやノルアドレナリンを増加させますが、気分に与える影響はないようです。

そして、チロシンには毒性がなく、有害事例の報告もないため副作用がないとされていますが、これまで報告されていないだけかもしれないので、ちゃんと摂取目安量は守りましょう。

チロシンの用途別の摂取目安量は次の通りです。

  • 摂取目安量:500mg~3000mg
  • うつ病の症状の改善:1日500~2,000mg
  • 神経の疲れ、ストレスと認識機能障害:1日500~1,000mg
  • 疲労(慢性疲労症候群を含む):1日500~2,000mg
  • 記憶力、集中力の欠如:1日500~3,000mg

チロシンを多く摂取してもドーパミンは無制限に作られない

「チロシンを含む食品を多く食べたからドーパミンが無制限に作られる」と考える人もいるかもしれませんが、実際は無制限にドーパミンは作られません。

チロシンを2倍摂取したからといって、ドーパミン生成が2倍になるわけではなく、あくまで正常レベルのドーパミン生成が維持されるだけです。

そのため、チロシンが不足しがちな人にとっては効果がありますが、普段からチロシンを含む食品を摂取している人は特別に意識して摂取する必要もありません。

それでもドーパミンを増やしたい人は、運動によってドーパミンのベースラインを上げることで、ドーパミンの反応性が高まるかドーパミン生成量が増えるのではないかと考えられます。

【関連】学力向上するドーパミンを増やす方法-やる気が出ない人のスイッチオン

フェニルアラニンを含む食品

必須アミノ酸の一種である「フェニルアラニン」は体内で合成されないため、食事から必ず摂取しないといけません。

フェニルアラニンは肝臓でチロシンに変換されて、最終的にドーパミンやノルアドレナリンに変換されます。

フェニルアラニン含有量が多い食品には次のものがあります。

  • 小麦たんぱく(グルテン、パン、パスタ)
  • 大豆製品(きな粉、大豆)
  • あんこ、あずき
  • ゼラチン
  • チーズ
  • ピーナッツ
  • レバー

もっと詳しく知りたい方は「フェニルアラニンを多く含む食材ランキング」を参照してください。

また、必須アミノ酸「フェニルアラニン」は血液脳関門(血液と脳の組織液との間で物質交換を制限する機構)を通過する際に、セロトニンの材料となる必須アミノ酸「トリプトファン」と同じ場所を通ります。

なので、サプリメントを利用してフェニルアラニンを大量に摂取するとセロトニンの生成を阻害してしまう可能性があるので注意しましょう。

一緒にビタミンB6も摂取すると効果的にドーパミンを増やせる

ビタミンB6は神経伝達物質を体内で合成するために必要なもので、トリプトファンからセロトニンを合成、L-ドーパからドーパミンを合成するために必要なビタミンです。

そのため、ビタミンB6が不足してしまうとチロシンを大量に摂取しても思ったようにドーパミンを増やすことはできません。

なので、チロシンを含む食品とビタミンB6を含む食品を一緒に摂取することが大事です。

ビタミンB6含有量が多い食品は次の通りです。

  • にんにく・ガーリックパウダー
  • 野菜(バジル、パセリ)
  • マグロ
  • 鶏肉
  • 黒糖

もっと詳しく知りたい方は「ビタミンB6を多く含む食材ランキング」を参照してください。

ドーパミンを増やす習慣を身につけよう!

ドーパミンを増やすには、アミノ酸の「チロシン」と「フェニルアラニン」を含む食品と、ドーパミンの合成を助けていくれる「ビタミンB6」を摂取する必要があります。

また、運動などドーパミンを増やす方法を習慣化すると、ドーパミンのベースラインを上げられるので、栄養素を摂取すると共に実施してみましょう。

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