苦しい練習や努力を継続する3つのモチベーションを引き出す方法
苦しい練習や努力を継続するには思考や感情のバランスをとって上手くモチベーションを引き出すことが大事になってきます。
私が調べた限りでは努力して成功し、その成功を維持し続けるためには3つのモチベーションが関係しているので詳しく紹介していきます。
正しい信念・思い込みがストレスを味方にする
心理学では、周囲からの期待をかけられるとその本人は周囲の期待通りの人間になるという「ピグマリオン効果」があります。
これは周囲から行動や能力を褒められたり、認められることで自尊心を刺激されて「自分には才能がある」「自分は素晴らしい人間だ」と楽観的な信念や思い込みを持つことで、さらに努力を続けようとするからです。
ただ、全ての人が楽観的にさせる信念や思い込みを持てれば良いですが、親のしつけや平均的な人間を作る学校教育によってダメな信念や思い込みを植えつけられて洗脳されてしまいます。
そのため、正しい信念や思い込みであれば、物事を正しく捉えて努力をするモチベーションになりますが、ダメな信念や思い込みを持つことで物事を歪んで見るようになり努力の妨げとなってその人の成長を止めます。
- 自分は負けると信じていれば努力をしなくなり負けてしまいます。
- 自分には才能がないと信じていれば努力すらしないので成長できません。
- 自分は勝てると信じる人は努力を続けて最終的に勝利します。
成功は行動から生まれ、行動は思考から生まれ、思考は信念から生まれます。そのため、その人の信念によって成功できるかどうかが決まります。
ここまでの説明で信念や思い込みが努力のモチベーションになることは、ただの精神論のように思うかもしれません。
しかし、信念や思い込みが体のストレス反応を変化させて努力のモチベ−ションになるか妨げになるかを決めていることは、最新の心理学のストレス研究によって証明されています。
【関連】ストレスの良し悪しは自分自身の信念や思い込みで決まると科学的に証明
熱意は内側から湧き出す努力のモチベーション
努力をして成功するために必ず必要なものは「情熱、熱意、熱心さ」といった感情で、多くの創業者やプロアスリートなどが「熱意が無ければ成功しない」と断言しています。
誰でも一度は経験があると思いますが、興味や関心があって楽しいことには、長時間に渡って集中力を切らさずに作業に没頭したり、もっと上手くなろうと熱心になって苦しい練習や努力に励みます。
しかも誰からも指図されることなく、自分から進んで思考し行動を起こすのです。
つまり、熱心な感情は他人の評価やお金などの外側から与えられるモチベーションではなく、「内側から湧いて自分の努力と成長のためだけにあるモチベーション」ということです。
そのため、「他人から褒められるから頑張る」「お金が貰えるから頑張る」といった他人の意見や考え、価値観などにとらわれることないので、自分に自信が持てるようになり積極的な行動を取れるようになります。
しかし、熱意があって努力を続けても、次第に冷めてしまい努力を諦めて成長を止めることが多いです。
これは努力によって良い結果を出して成長を感じられるかどうかで変わってきて、努力をしても自分の成長を感じられないと「今までのことはムダな努力だった」と学習してしまい無気力になるからです。(※これを学習性無気力と言います。)
学習性無気力にならずに熱意を維持するためには、正しい努力の方法を学んで成長し続けることが必要です。
【関連】ストレスで精神病や自殺の原因となる学習性無力感(学習性無気力)とは何か?
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努力で得た能力を貢献に使い外的なモチベーションも得る
苦しい練習や努力を継続するためには、熱意からの内的なモチベーションだけでなく、他人から感謝されるなどの外的なモチベーションもあった方が、さらにモチベーションが上がります。
なので、努力を傾ける目標も決めるときも、自分だけの成長を目指す「利己的な目標」だけでなく、自分の能力を他人への貢献にどう活かすか考えて「利他的な目標」を持った方が良いです。
心理学的にも自分だけの目標を追求すると頭が混乱したり不安や怒りを感じたり、競争意識が強くなるため妬みや孤独感に苛まれることがわかっており、うつ病になる可能性が高くなります。
一方で自分の能力を他人への貢献のために使おうと考える人は、希望や好奇心、いたわりと感謝の気持ちが湧いてきて、発想も豊かになることがわかっています。
そして、自分の能力を証明する人よりも他人へ貢献する人の方が、周りから尊敬されて好かれるため良い気分となるので、さらなる努力のモチベーションとなります。
そのため、努力を継続するためには、利己的な目標と利他的な目標の2つの目標を持って努力した方が、内側と外側のモチベーションを得られるだけでなく、心身の健康にも良い働きがあります。
されに、経済的な成功するためには他人への貢献が欠かせません。
「自分はビックになって大金持ちになる」と夢を語る人がいますが、実際にどうしたら成功できるか考える人は少ないと思います。
経済的に成功するとは大勢から評価されることであり、大勢を喜ばせたり悩みを解決したり、より多くの人を幸せにしないと経済的な成功はできません。
そのため、自分の好きなことで生計を建てるプロになりたい人は、誰も幸せにしない趣味のような自己満ではなく、自分の能力を生かして他人に貢献することを考えないといけません。
つまり、経済的に成功するにも利己的な目標と利他的な目標の2つの目標が必要なのです。
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