芸術家や発明家の性格!強い経験への開放性を持つ人の特徴

2018-07-21性格心理学

プロのアーティストや俳優、作家など素晴らしいアート作品を生み出す芸術家を見て、私たちはセクシーでミステリアスな一面に憧れたり、惹きつけられて好きになってしまいます。

また幅広く深い知識を持っている知識を持ち、イノベーションを起こす発明家に尊敬を覚えることもあります。

こんな芸術家や発明家の性格的な特徴は、性格診断「ビックファイブ」の特性の一つである強い経験への開放性によって知ることができます。

休みは文化的、芸術的活動を好む

余暇活動についての研究では、強い経験への開放性を持つ人は、あらゆる種類の文化的、芸術的活動にどれほど関わっているか強く予測します。

これは人によっては読書を好む、また人によっては画廊に行くのを好むということではありません。

強い経験への開放性を持つ人の休日は読書にも、絵描きにも、画廊にも、劇場にも、音楽にも熱心な興味を持ち、自ら活動する人たちです。

ただテレビなどのドラマ(ソープオペラ)や恋愛小説を読むことは、比較的努力を要さない活動なので、経験への開放性の強さとは関係ありません。

知的好奇心がある

経験への開放性は、研究者によって「遊戯性」「知的好奇心」と違う名前がつけられいます。

これは経験への開放性が、芸術から学問、興味深い新しい出来事など、あらゆる文化的な物事への好奇心が強い人たちだからです。

特に科学や数学、工学、テクノロジーなどに興味があり発明家タイプは、複雑な認知的刺激を求め知的好奇心が高いので、同じ強い経験への開放性を持つ人たちの中でもイノベーションを起こしやすくなります。

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リベラルで社会ルールや慣習を嫌う

強い経験への開放性を持つと、芸術や発明、研究、実験などに強く惹かれ、自由に創作をしたい思います。

ただあまりに自由すぎたり、常識を疑うことで新しい発想が生まれるので、ときに社会のルール、常識といったことと対立することがあります。

なので、創作や表現に制限となる伝統的で画一的な組織、慣習、社会ルール、常識などを嫌う傾向にあります。

そして、これらの制限をあまり重要性を見出さないので、革新的、リベラル、変わり者などと他人から評価されます。

革新性や変化、多様性を好む

強い経験への開放性を持つ人は、前述したように創作や表現に制限となるものを嫌う傾向にあります。

それ故に常識的な人間、予測できること、習慣的なこと、同じパターンの繰り返しなど、普通のことにあまり興味がありません。

これは自分の推測の域をでないため意外性がなく、自分の好奇心が刺激されないからです。

逆に新しく革新的なものごと、変化、多様性(個性的なもの)を好む傾向が強く、行動が予測できない変人や予想外な展開などは大好物です。

そして、他人の価値観を認めることができるので、他人を差別したり、いじめたりすることもありません。

豊かな表現力や独創的な発想をする

強い経験への開放性を持つ人たちは、個性的で独特な感性を持っていると一般的に思われています。

これは普通の人たちとは違う表現方法を使うためで、見たまま、感じたままを説明するのではなく、本質的な見方やイメージを呼び起こすものに例えが多く、一般の人からすると複雑に感じるからです。

例えば、「人生は、何が起こるかわからない」と表現するところを、詩人は「人生はドラマだ!」のように隠喩的(メタファー)な表現を用います。

また、経験への開放性が強い人が独創的な発想ができるのは、拡散的思考能力が高く自由な思考交流ができるからです。

例えば、「人生は、何が起こるかわからない」の「何が起こるかわからない=テレビドラマだ!」という具合に、人生というカテゴリーではない違うカテゴリーを結びつけることが上手いのです。

絵画では、悲しい感情や楽しい感情などを色や質感、絵の具以外に使う素材で表現するということもあります。

このように物事を自由に関連させ、連想し、組み合わせることで、新しいアイデアが生まれて経験への開放性が強い人の独創性が発揮されています。

異常体験が多く、神秘的なものを信じる

強い経験への開放性を持つ人たちは、精神的に病気ではないのですが、遺伝子的に精神病の患者のような異常体験をしてしまいます。

ケースとしてもっとも多いことが幻聴を経験することで、精神的に健全でも起こるようです。

他にも特徴的なのが、自己のめぐる境界の喪失や、日常の光景に特別な意味を感じたり、目に見えない何かしらの力が働いていると感じたりするようです。

具体的には、自分自身が動植物の何かになってしまったという幻覚をみたり、自分自身が宇宙のど真ん中にいると、実際には遠くていけないような場所にいると感じたりします。

このような精神異常的な体験をすることが多いためか、霊的なもの神秘的なものを信じる傾向にあります。

また、芸術家タイプは幻聴や幻覚、異常体験をすることがあるが、発明家タイプで数学、工学などテクノロジー系のモノづくりをする人たちには見られない症状です。

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Posted by curious