アトピー性皮膚炎を改善する!おすすめ乳酸菌とビフィズス菌

2018-12-19腸活・腸内細菌,病気

アトピー性皮膚炎のかゆみと湿疹(皮膚の赤み、ぶつぶつ、かさつき)といったアレルギー症状は、それを持つ人にはつらい悩みの種です。

しかし、その悩みを乳酸菌やビフィズス菌が解消してくれるかもしれません。

今回はアトピー性皮膚炎やアレルギー症状を抑えてくれる乳酸菌やビフィズス菌を紹介します。

アトピー性皮膚炎の原因

アトピー性皮膚炎とは、アレルギー反応と関連するもののうち皮膚の炎症を伴うものを言います。

症状は「皮膚のバリア機能異常」や「免疫の過剰反応」によって皮膚の炎症が続くアレルギー症状を持ちます。

アトピーという名前は「特定されていない」「奇妙な」という意味のギリシャ語の「アトポス」が由来となっています。

この名前の由来の通り、アトピー性皮膚炎の原因は解明されておらず、遺伝的要因とさまざまな環境要因が提唱されています。

原因不明なのでアトピー性皮膚炎を完治させることは今のところはできませんが、症状は改善できます。

その方法の一つが腸内環境を整えて乳酸菌やビフィズス菌を増やすことでアレルギー症状を改善できます。

アトピー性皮膚炎が改善する乳酸菌とビフィズス菌

アレルギー疾患は免疫の過剰反応によって起きています。

人は乳児期にさまざまな最近やウイルスに感染して免疫を学習しますが、衛生状態の改善や医療の発達によって免疫学習の機会が少なくなりました。

そのため、免疫機能をほどよく調節する機能が弱くなって、何らかのアレルギー疾患を持つ人が増えています。

アレルギー症状を改善させるには、腸内環境を整えることです。

これは人間の免疫細胞の60%以上が腸あるからで、善玉菌を増やして腸内を正常に保つことで、免疫システムのバランスを調節する機能も正常に働くようになります。

また、アトピー性皮膚炎やアレルギー症状に効く、乳酸菌やビフィズス菌を摂るとさらに改善効果が期待できます。

  • ラクトバチルス・ラムノーサス・GG株(LGG乳酸菌):子供のアトピー性皮膚炎の予防、抗アレルギー作用。
  • ビフィドバクテリウム・アニマリス・亜種ラクティス・LKM512株(ビフィズス菌LKM512):アトピー性皮膚炎のかゆみが和らぐ。
  • ラクトバチルス・アシドフィルス・L-55株(L-55乳酸菌):抗アレルギー作用。
  • ラクトバチルス・アシドフィルス・L-92株(L-92乳酸菌):抗アレルギー作用。

特にLGG乳酸菌は、フィンランドののツルク大学のよる研究でアトピー性皮膚炎への効果が認められています。

この研究では、アレルギー症状のある妊婦を2つのグループに分けて、子供が生まれる6週間前からLGG乳酸菌を与えて、もう一方には何も入っていないカプセルを与えました。

さらに子供が生まれて6ヶ月になるまで子供と母親に同じものを与えました。

そして、その2年後にアトピー症状を観察すると、LGG乳酸菌を飲んだ子供のアトピー発症率は23%、何も入っていないカプセルを与えた子供は46%でした。

つまり、LGG乳酸菌を飲んだことで、子供のアトピー性皮膚炎の予防につながることが分かりました。

他にも乳酸菌やビフィズス菌を摂取して腸内環境をきれいにすることは、さまざまなメリットがあるので積極的に摂取していきましょう。

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