赤色〇〇で男性を魅了!女性をセクシーにするロマンティックレッド現象

2021-11-06恋愛

クリスマスやバレンタインデーなどの恋人とのイベントが近いとき、独身でいることに不安があるとき、ひとりが寂しいと感じます。

そんなとき、気になる男性からの告白やデートに誘われる妄想が、赤の魔法を使えば現実になるかもしれません。

ロマンティックレッド現象とは

ロマンティックレッド現象とは、女性が赤い服を着ると男性から魅力的に見えるというものです。

この現象は、2008年に社会心理学の格調高い専門雑誌である「パーソナリティと社会心理学雑誌」に、ロチェスター大学の心理学者のアンドリュー・J・エリオットとダニエラ・ニエスタの書いた「ロマンティックレッド」という論文から知られるようになりました。

この論文では、中程度の魅力度の女性の写真を見せて、実験参加者にその魅力度を9段階で評価してもらうというものです。

写真は女性の上半身に背景色を白、赤、グレー、緑、青に変えて実験参加者に見せました。

すると、統計的に有意な数字で「赤色がもっとも魅力を高める色」だとわかりました。

さらにエリオットらは、この実験結果が一般的に通用するのかしるために、写真の女性をさまざまな身体的特徴、表情、服装を替えて被験者に見せました。

例えば、髪の色がブロンドやブルネット、服装はタートルネックのセーターやストライプのボタンダウンのシャツ、表情は微笑んでる表情や普通の表情といった具合です。

さまざまなパターンを試しましたが、どの写真でも常に赤色の影響は現れました。

赤色は女性の性的魅力を高める(セクシーな女性になる)

このロマンティックレッド現象が起こる理由は、赤色が進化的に性的な行動を引き起こす一つのシグナルになっているのではないかと考えられています。

なぜなら、動物のメスは繁殖期にオスを誘う時に、体の一部を赤くする行動が見られるからです。

そのため、人間の男性も女性からの赤い刺激を受けると、性的な情報を受け取って魅力的に見えてしまうのかもと予想されます。

この点についてエリオットらは実験で確かめています。

赤色で魅力度が高まりますが、「魅力的である」ことと「セクシーである(セックスしたいと思う)」ことは、互いに関係していますが、まったく同じではありません。

そこで被験者の男性たちにデートや性交など、写真の女性のセクシーさをも採点させました。

回答では、デートや性交、どのくらいその女性をデートに誘いたいか、100ドルの予算のうち女性にいくら使うかなど、数種類の性的行動をしたいと思うかを回答。

さらにルックスや魅力やセックスと関係ない側面である、感じのよさ、やさしさ、正直さ、フレンドリーさ、聡明さなども採点してもらいます。

すると、一貫して赤色が欲望に影響するという結果がでました。

男性は赤い女性の方が、魅力的でセクシーだと感じ、デートやセックスをしたいと思い、たくさんお金を使いたいと答えました。

また、魅力度やセクシーさに関係ない側面である感じのよさや聡明さなどは、プラスにもマイナスにも影響しないことがわかりました。

どんなルックスでも赤色の影響でセックスしたくなる

赤色と女性の魅力度に関係する研究では、中程度の魅力がある女性の写真ばかり使われます。

では、非常に魅力的な女性と平均以下の女性の場合は、赤色の効果は現れるのでしょうか。

この点を知るために、心理学者のタルマ・ロベールとその教え子であるアロン・ヴァレンシーとジル・ミカエリが実験をしました。

この実験では、写真の女性を魅力度が平均的レベル、平均以下、非常に魅力的な女性を事前調査で選び、イスラエルの男子学生58人に背景色を緑か赤かいずれかの写真を見せ、3つのタイプの質問に1〜9点で答えてもらいます。

3タイプの質問は、「女性の魅力の度合いを問う質問」と「女性のセクシーさを問う質問」、「女性に対して感じる性的欲求についての質問」をし、ついでに女性がどのくらい感じがよく、聡明に見えるかも評価させました。

すると、平均的な魅力の女性は、今までの研究と同じ結果でした。

平均以下の女性と非常に魅力的な女性との比較では、背景色の色がどちらでも、平均以下の女性より魅力的でセクシーだと評価され、セックスをしたいと思われた。

ただ平均以下の女性だけに限ると、緑よりも赤い背景色のほうが、男性たちは強い性的欲求を感じており、非常に魅力的な女性だけに限った場合も同じ結果でした。

平均レベルの女性は最も赤色の効果が大きい

先ほどの心理学者のタルマ・ロベールとその教え子アロン・ヴァレンシーとジル・ミカエリの研究では、赤色の効果がとくに大きいのは、ルックスが平均以下や平均以上の女性よりも平均レベルの女性であることがわかりました。

非常に魅力的な女性では、圧倒的なルックスの良さがあり、もともと男性たちの評価が高いので、写真の赤色の影響力は小さいことがわかりました。

この現象は「天井効果」で説明できます。

もともとルックスが最高得点の100点という評価に、さらに評価を高める要因を追加しても100点は変わりません。

それよりも可もなく不可もない50点ぐらいの場合は、評価を高める要因が加わると大きな加点です。

つまり、ある人は可愛い、ある人は可愛くないと、評価が分かれる平均的なルックスを持つ女性の場合は、赤色の効果が大きくなるということです。

赤いノートパソコンを持つだけでも女性の魅力アップ

2014年に台湾の国立高雄師範大学のリンの実験よると、赤いノートパソコンを持つだけでも魅力増進効果が見られることがわかりました。

この実験では、中程度の魅力を持つ女性がノートパソコンを持っている画像を実験参加者に、その魅力度について評定させました。

画像は写真自体は同じものを使って、画像処理ソフトでノートパソコンの色だけを赤、黒、シルバー、青に変えています。

その結果、女性の「自己主張度」や「健康度」の評価では色による差異はありませんでしたが、「魅力度」や「セックスアピール評定」のみ、赤いノートパソコンの魅力増進効果がありました。

「赤色で魅力的になる」は人類共通

心理学者のエリオットらは、赤と女性の魅力の関係が人類共通なのかを調べるために、世界から文化的に隔絶された西アフリカのブルキナファソの小さな村で実験を行いました。

実験は村の若い男性に赤と青の縁取りをした女性写真を見せるという、これまでと同じような実験です。

その結果、男性は青い縁取りよりも赤い縁取りの女性写真に魅力的と感じ、会いたい、口説きたいと感じた。

しかし、欧米と違った点があり、それは赤い縁取りの写真を見た男性は性的魅力を感じることはありませんでした。

つまり、赤色と魅力の結びつきは人類共通だが、性的魅力との結びつきは文化によって異なると言えます。

例えば、社交的な集まりやデート、商談、婚活パーティなどで、男性と会うときに赤色のものを身につけると自分自身を際立たせることができます。

ただし赤の使いすぎはワザとらしく刺激が強く、裏目に出かねないので注意が必要です。

また逆に相手に刺激を与えたくない場合は、赤色を身につけないことが大事で、自分をどのような人物に見せたいかを考えて、赤色を活用しましょう。

赤を身につけた女性へ男性がする実際の行動

これまでの実験で、赤色は女性の魅力度やセクシーさを高める効果があることがわかりました。

では、男性が赤を身につけた女性に対して、実際にどのような行動を起こすのか気になりますよね。

その研究について、別の記事にまとめてあるので、そちらを読んで見てください。

【赤に影響された男性の実際の行動について詳細】赤を身につけて男性にモテる!ロマンティックレッド現象に影響された男性の行動

赤を身につけた男性は女性にどう思われる?

これまで実験では、赤を身につけた女性は、男性にどう思われるのかを紹介しました。

では、逆に赤を身につけた男性は、女性にどう思われるのでしょうか?

その点について調べた研究を、別の記事にまとめてあるので、そちらを読んで見てください。

【ロマンティックレッド現象を使う男性について詳細】赤色は地位と支配力を示す!赤を身につける男性は魅力的でセクシーに見える

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Posted by curious