恋愛感情や復讐心からストーキングが始まる!恋愛心理学によるストーカーのタイプと特徴

恋愛,犯罪心理学

つきまとい、待ち伏せ、監視など、ストーキングによる被害は精神的にも身体的にも危険。

ただ完璧なストーカー対策はないため、被害に遭わないためにも自分で判断してストーカー気質の人から離れることが無難です。

そこで恋愛心理学によるストーカータイプの分類と特徴を紹介していきます。

ストーカーになるのは9割が男性

ストーカーに関する事件が報道されることがありますが、感覚的に男性が多いイメージがあります。

それは正解で、実際に警察庁の統計でもストーカーの9割が男性だとか。

ストーカー規制法の対象は「恋愛関係」に基づくものと定義されており、アメリカでは同性愛ストーカーも大きな問題ですが、日本では被害者は9割が女性です。

女性よりも男性の方がストーカーが多い理由は恋愛観の違いが考えられます。

恋愛に対して、女性はさっぱりしていますが、男性はしつこく、未練がましく、じめじめしていることが恋愛心理学ではわかっています。

2つのストーカータイプと特徴

ストーカーの中には、「恋愛的な動機が主体なストーカー」「怒りや復讐などの動機が主体なストーカー」の2つのタイプがあります。

恋愛系ストーカータイプの特徴

恋愛的な動機が主体なタイプのストーカーとは、自分の気持ちを伝えて、交際してもらうためにストーキングするタイプです。

そして、さらに恋愛系ストーカータイプは、3つに分類することができます。

恋愛スキルが低いストーカータイプの特徴

第1に分類されるタイプは、そもそも恋愛スキルが低いタイプです。

特徴は、あまり恋愛スキルが高くないので、自分の気持ちを伝えることができず、せめて相手を見ていることや相手のそばにいることで自分の恋愛感情を満足させようとします。

そのため、このタイプは基本的にターゲットに直接接触することはなく、持続期間もそれほど長くないため、危険性は少ないタイプです。

しつこくアプローチを繰り返すストーカータイプの特徴

第2に分類されるタイプは、しつこくアプローチを繰り返すタイプです。

特徴は、相手の気持ちを推測したり、想像することが苦手だったりするため、TPOに応じたアプローチができず、しつこくアプローチを繰り返します。

そのため、何度断られてもデートに誘い続けたり、プレゼントを持ってきたりしますし、アプローチは直接的で「好きだ、付き合ってくれ」「結婚してくれ」などの発言を繰り返します。

このタイプのストーカーでは、問題が大きくなるので注意です。

学校や職場、自宅に現れて周囲に迷惑をかけるので、場合によっては退職や引っ越しを余儀なくされます。

また、自分が相手に向ける愛情と同じだけのものを相手も返す義務があると考えている場合があり、ストーカーは被害者の冷たい態度に逆ギレして暴力行為に出る可能性もあるので危険性が高いです。

恋愛妄想するストーカータイプの特徴

第3に分類されるタイプは、恋愛妄想するタイプです。

特徴は、「相手(被害者)と自分は恋愛関係にある」という妄想を作ってしまい、それに基づいて交際するタイプで、極端なケースでは妄想系の精神障害に罹患してます。

妄想は脳の異常によるものなので、ストーカーに対して「私はあなたを好きではありません」と言ったり、合理的に説明して否定しても、妄想を修正することできません。

なぜなら、相手は「なぜ、相手は自分のことが好きなのに嫌いというのだろうか、誰かに交際を否定されているのだろうか、それとも照れているのだろうか」などと考えて、「相手は自分のことが好き」という妄想の前提部分が変化しないからです。

怒り・復讐系ストーカータイプの特徴

怒り・復讐系のストーカーは、元交際相手に対してストーキングを繰り返します。

このストーカータイプの性格は、基本的にプライドが高く見栄っ張りなところがあることで知られており、交際期間中でもデートバイオレンスやハラスメント行為(特に支配系)をすることが多いのが特徴です。

この特徴から恋愛の終わりでは、被害者が加害者をふる形で別れを切り出されます。

この体験が加害者のプライドを傷つけるため、被害者を苦しめる復讐を考えてストーキングします。

ただ多くの場合、未練があるので、ひどい嫌がれせをする一方で、よりを戻そうと懇願するので、この行動によって被害者は混乱しがちです。

また怒り・復讐系のストーカーは、ストーカーの中でも最も危険なタイプで、最悪だと殺人事件無理心中型の行動に出ます。

「桶川女子大生ストーカー殺人事件」「逗子ストーカー殺人事件」「三鷹ストーカー殺人事件」など、今まで発生したストーカーによる殺人事件のほとんどが、このタイプによるものです。

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Posted by curious