「自分の強み」を明らかに!ポジティブ心理学の「VIA・強みテスト」簡略版(超越性編)

2020-05-15ポジティブ心理学,心理テスト

この記事は、ポジティブ心理学「VIA・強みテスト」簡略版の美徳である超越性についての強みテストを紹介してます。

美徳の「超越性」について

この超越性という用語は歴史を振り返ってもあまり使われてこなかった。

ここで特定の強みの一つである「スピリチュアリティ」と、同じ超越性のカテゴリーに属するものの宗教色のない強みである「熱意」や「感謝」が混同されぬよう注意。

超越性とは、自分の殻の外へと広がり、自分を超えて、何か大いなるもの、もっと永続性のあるもの(未来、進化、神、宇宙など)とつながる感情的な強みのことである。

20審美眼(美と卓越性に対する鑑賞能力)

立ち止まりバラの香りを嗅ぐ。

自然や芸術、数学、科学、日常的なものなどを含め、あらゆる分野における美しいものや卓越したもの、技巧などに対して真価を認める。

芸術や自然、あるいは単に日常生活においてでも美を味わうことは、よい人生を送る上で重要な構成要素である。

美を強烈に味わう経験には、畏敬の念や驚嘆といった感情が伴う。

スポーツでの妙技や、人間の高潔な美しさや美徳を目の当たりにすることで、このような気分の高揚が起きる。

次の2つの質問に答えて計算しましょう。【(a)+(b)= 点】が審美眼の得点です。

(a)ここ一ヶ月の間に、音楽、美術、演劇、映画、スポーツ、科学、数学などの素晴らしさに心躍ったことがある。

  • とてもよくあてはまる 5点
  • あてはまる      4点
  • 何とも言えない    3点
  • あてはまらない    2点
  • 全くあてはまらない  1点

(b)この一年間、美しいものを何も生み出していない。

  • とてもよくあてはまる 1点
  • あてはまる      2点
  • 何とも言えない    3点
  • あてはまらない    4点
  • 全くあてはまらない  5点

21感謝

自分の身に何かよいことが起きたことに気づくと、それを決して当然のこととは受け止めない。

感謝の気持ちを表すのにいつもきちんとそのための時間を取る。

感謝の念とは、他の人の持つ特性の素晴らしさを正しく認識し、評価することだ。

感情としての感謝とは、生きることそれ自体への驚嘆やありがたさ、味わいを伴う感覚である。

人が自分に良くしてくれるとありがたく思うが、一般的に良い行いや良い人に対してはもっとありがたく思うもの。

感謝の念はまた、神や自然、動物といった人格を持たない、人間以外のものにも向けられるが、自分自身に向けることはできない。

この区別が不確かなときは、「感謝(gratitude)」という言葉の語源がラテン語のgratia、すなわち「恩恵(grace)」にあることを思い出そう。

次の2つの質問に答えて計算しましょう。【(a)+(b)= 点】が感謝の得点です。

(a)どんな小さなことであっても、必ず「ありがとう」と言う。

  • とてもよくあてはまる 5点
  • あてはまる      4点
  • 何とも言えない    3点
  • あてはまらない    2点
  • 全くあてはまらない  1点

(b)自分がいかに恵まれているか、立ち止まってよく考えてみることはほとんどない。

  • とてもよくあてはまる 1点
  • あてはまる      2点
  • 何とも言えない    3点
  • あてはまらない    4点
  • 全くあてはまらない  5点

22希望、楽観性、未来志向

未来に最高のものを期待し、それを実現するために計画を立てて努力する。

希望、楽観性、未来志向は、未来に対するポジティブなスタンスを象徴する強みである。

よい出来事が起きると期待し、一生懸命努力をし、現在の元気さが将来的にも持続し、目標指向型の人生を活気づけられるよう計画を立てることで、結果的にその望みが叶うと思っている。

次の2つの質問に答えて計算しましょう。【(a)+(b)= 点】が希望の得点です。

(a)物事をいつもよい方向に考える。

  • とてもよくあてはまる 5点
  • あてはまる      4点
  • 何とも言えない    3点
  • あてはまらない    2点
  • 全くあてはまらない  1点

(b)やりたいことのために、じっくりと計画を立ててみることはほとんどない。

  • とてもよくあてはまる 1点
  • あてはまる      2点
  • 何とも言えない    3点
  • あてはまらない    4点
  • 全くあてはまらない  5点

23ユーモア、遊戯心

笑うのが好きで、他の人たちにも笑いをもたらす。人生の明るい面に容易に気づくことができる。

これまでに紹介してきた強みは、親切心、スピリチュアリティ、勇敢さ、創造性など、堅苦しく高潔なものであったが、最後の二つの強みは冗談好きや面白い人向きであり、最も楽しいもの。

次の2つの質問に答えて計算しましょう。【(a)+(b)= 点】がユーモアの得点です。

(a)いつもできる限り仕事と遊びをおりまぜる。

  • とてもよくあてはまる 5点
  • あてはまる      4点
  • 何とも言えない    3点
  • あてはまらない    2点
  • 全くあてはまらない  1点

(b)面白いことはほとんど言わない。

  • とてもよくあてはまる 1点
  • あてはまる      2点
  • 何とも言えない    3点
  • あてはまらない    4点
  • 全くあてはまらない  5点

24スピリチュアリティ、宗教性、信念、目的意識

宇宙における高次の目標や意味に対して、確固として首尾一貫した信念を持つ。

さらに大きな枠組みの中で、自分がどの辺りに位置付けられるかを知っている。

信念は行動を形成し、心の安寧の源となっている。

半世紀にわたる研究の放棄を経て、心理学者たちは再びスピリチュアリティと宗教性について、それらが信念に基づいて生きる人たちにとっては無視できない重要な要素であるとして、熱心に研究を続けている。

宗教的であれ世俗的であれ、自分の存在をもっと大きな宇宙の中に位置づけるような明確な人生哲学を持っているだろうか?

自分よりもっと大きな何かとつながることで、自分の人生は意義あるものとなっているだろうか?

次の2つの質問に答えて計算しましょう。【(a)+(b)= 点】がスピリチュアリティの得点です。

(a)自分の人生には明確な目的がある。

  • とてもよくあてはまる 5点
  • あてはまる      4点
  • 何とも言えない    3点
  • あてはまらない    2点
  • 全くあてはまらない  1点

(b)人生における使命がない。

  • とてもよくあてはまる 1点
  • あてはまる      2点
  • 何とも言えない    3点
  • あてはまらない    4点
  • 全くあてはまらない  5点

【VIA・強みテストまとめ】「自分の強み」を明らかに!ポジティブ心理学の「VIA・強みテスト」簡略版まとめ

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