若返る美容と健康は食べ方で変わる！オートファジーを活性化させる食事法
オートファジーの働きを活性化させる簡単な方法は、食事の仕方を変えることです。
しかも特別なことではなく、昔から言われてる当たり前のことで可能なのです。
では、どういった食事法がオートファジーを活性化させて、美容と健康の秘訣か紹介します。
「腹八分目」でカロリーを控える
現代の食事は、美味しくするために食品に砂糖や油を使用するのでカロリーが高く、食べやすいように柔らかく作られるので、ついつい食べ過ぎてしまいます。
今では健康情報は溢れているので、過食・美食・飽食が不健康の要因であることは周知の事実です。
昔から「腹八分目は医者いらず」とも言われるので、健康や美容の意識が高い人は日常的にカロリーを控えた食生活をしているでしょう。
では、なぜカロリーを控えることが健康と美容に良いのでしょうか。
それは、オートファジーの働きは空腹状態になることで上がるからです。
なので普段の食事のカロリーを制限したり、断食したりすることもオートファジーを活性化し、健康や美容に良いことになります。
（※どのくらいカロリー制限で、オートファジーが活性化するは解っていない）
具体的な食事法としては、「１日２食」や「１回当たりの食事量を減らす」などがありますが、断食や１日の食事回数を減らすことはお勧めできません。
なぜなら、健康を維持するという観点や栄養学の観点から考て、必要な栄養素が足りなくなったり、筋肉量が減るなど、本来目指すべき健康を維持するための食事でなくなるためです。
そのため、やはり正しい食事法は「腹八分目」を心がけることです。
オートファジーは、一時的に機能しているものではなく、常に一定に働いています。
１日３食すべての食事で腹八分目を心がければ、食べすぎないことでオートファジーの働きを適切に保つことができます。
食事で高脂質を避ける
唐揚げに、ラーメンに、フライドポテトなど、大好きな人も多いはず。
これは人類の長い歴史から考えると避けられない性なのかもしれません。
なぜなら、人類の歴史は飢餓との戦いで、いつ食べられない状況になるかわからない環境で、高カロリーな食事は、最高のご馳走だからです。
でも、残念ながら脂質が多い食事はカロリーも高い食事なので、オートファジーの働きを低下させ、脂肪肝の原因になります。
食事では脂質を必要最小限に抑えることで大事です。
そうすることでカロリーも抑え、食事の栄養バランスも良く、オートファジーの働きも低下させることなく健康維持ができます。
脂質を避ける具体的な方法には鶏肉を食べたい場合に、とりの唐揚げであれば、焼き鳥やソテー、蒸し鶏など、調理法を変えることで高脂質な食事を避けられます。
食べる時間に気をつける
前述したように、１日３回の食事を腹八分目にすることで、オートファジーの働きを適切に保てます。
この時、１日の時間に関係なく３回食事すればいいわけではなく、朝食、昼食、夕食と３回に分けて食べることが大切です。
なぜなら、そうすることで私たちの体内時計をリセットできるからです。
私たちの体内時計は個人差はありますが２４時間よりも長く、体のリズムのまま生活すると体内時計と時間がずれて、どんどん夜更かしになります。
そこで朝食を食べると体内時計をリセットできるので、生活リズムを維持できます。
しかも朝食でタンパク質を摂ると、ホルモンの分泌を助け、睡眠の質が上がることも報告されています。
また、空腹になるとオートファジーが上がり、食事をとるとオートファジーが下がるので、ずっと食べ続けるとオートファジーをずっと抑え込むことになります
そして、オートファジーは寝ている間に最も活性化することがわかっています。
ということは、寝る前に食事をして睡眠時に満腹状態だと、オートファジーが最も働くときを逃してしまうことになるので、夕食は可能な限り早く食べて、出来るだけ空腹で寝ることが大切です。
さらに1日の食事量のバランスも朝、昼をしっかり食べて、夜は食べる量を軽くするというリズムをつくるのといいでしょう。