ストレスに対処できない!!ワーキングメモリの働きを悪くする原因と改善方法

2017-07-28ワーキングメモリ

毎日、仕事や家事で忙しさに対処できない人、ストレスやプレッシャーで精神的に弱って感情的や衝動的になる人は、ワーキングメモリの働きが悪くしている原因を自分で作っている可能性があります。

ワーキングメモリは思考力や想像力、感情のコントールなどに関係するため、仕事や勉強など良い成果を出したり、認知症や精神病になりにくくなるため、ワーキングメモリの働きを悪くする原因は取り除かないといけません。

そこで今回は強いワーキングメモリを維持するために、ワーキングメモリの働きを悪くする原因について紹介していこうと思います。

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情報量が多過ぎるとワーキングメモリがパンクする

何か考えるときに、与えられた情報が多すぎて処理しきれないことがあります。

例えば、初めて経験する仕事や勉強などで教えてもらうときなどに、あまりにたくさんのことを一度に伝えられると、頭がついていかずに混乱して思考停止に陥ってしまうということです。

このように与えられる情報が多すぎるとワーキングメモリに負荷がかかり過ぎてパンクしてしまいます。

ワーキングメモリの働きが悪くなる原因は情報量が多過ぎることなので、情報過多にならないように意識的に情報量をコントロールしたり、ワーキングメモリを鍛えると改善できます。

改善方法としては以下のようなものがあります。

情報量を制限してワーキングメモリの負荷を軽減させる

ワーキングメモリの働きを悪くしないためには、情報量に制限してワーキングメモリで処理しないといけない情報を抑えることが必要です。

例えば、買い物するときに欲しい物の種類が何十個もあると、普通はより良いものを買うために商品を吟味して迷いますが、あまりに選択肢が多いとワーキングメモリに負荷がかかり過ぎて混乱します。

そうなると、最終的に商品選びに迷い過ぎて、投げやりに商品を選んだり、買うこと自体を止める人もいます。

この場合、ワーキングメモリの負荷を軽減するための方法は、あらかじめ自分で判断基準をつくるか、専門的な知識がある人にいくつかチョイスしてもらうなどして、優先順位をつけたり条件をつけて選択肢を減らすことです。

例えば、ネットで検索するときに「色やデザイン、機能、価格、ブランド、サービス」などの条件を入力して、条件に当てはまる物の中から選ぶというようにです。

人に教え伝えるときも情報量を減らすことが大事

学校の先生で生徒に勉強を教えたり、上司や先輩の立場で後輩に仕事を教えるときなど、年齢を重ねると誰かに教える機会も増えますが、このとき一通り伝えるべき情報を教える人は指導者として3流です。

なぜなら、心的イメージがないため処理速度がない人に対して、ワーキングメモリが処理しきれない以上の情報を素人に伝えても、ワーキングメモリがパンクして何一つ覚えないため、指導の意味がないからです。

(※心的イメージとは、今まで得た経験や知識、概念などの情報を統合したもので、例えば仕事の心的イメージが鍛えていると、仕事に関することは無意識的に瞬時に理解できるようになります。)

そのため、他人を指導する立場にある人は、相手に理解できるように伝えるべき情報に優先順位をつけたり、情報量を抑えて相手の心的イメージが高まってから次を教える必要があります。

衝動的な行動でワーキングメモリが悪い方向で働く

人間らしさとは動物のように衝動的な行動を自制して、思考力・想像力・冷静な判断力があることだと私は思いますが、そんな人間らしさを司る脳部位が前頭前皮質(前頭前野)で、ワーキングメモリも前頭前皮質の機能の一つです。

世の中には規則正しく人間らしい生活をしている人と自堕落な生活をしている人がいますが、自堕落な生活で衝動的な行動を繰り返すと脳が変化して、逆に悪いとわかっていても快楽を求めるように、ワーキングメモリが悪い方向で働きます。

例えば、暴飲暴食、酒・タバコ、何も考えない投機的なギャンブル、セックスなど、依存症になる人がいます。

このような依存者は前頭前皮質の脳機能が衰えて自制心が効かないと同時に、ワーキングメモリが依存対象を手に入れるために思考力・想像力を使うようになります。

つまり、ワーキングメモリはあくまで脳機能の一部で善悪の区別できないので、健全に働いていれば衝動を抑えるように働きますが、不健全だと欲望を手に入れるために働くようになるということです。

衝動的な行動をやめて努力にワーキングメモリを使う

ワーキングメモリの働きを悪くする原因は衝動的な行動を繰り返すことなので、できるだけ生活に制限を設けて自制心が働くようにすることが大事です。

また、絶対に依存性が高いものに手を出さないことが大事で、特にタバコや薬物は脳に与えるダメージが強力なので避けないといけません。

特に生まれつき衝動的な性格を持っている人は親のしつけで制限を設けないと、どんどん衝動的なダメ人間に成長するので注意が必要です。

そして、そういう子供は習い事をやらせて努力することを学ばせたり、興味を育てて好きなことで努力する人間に育てないといけません。

なぜなら、努力によって脳機能が高まって自制心とワーキングメモリが高まるだけでなく、好きなことに熱中していれば、依存性が高いものに見向きしなくなるためです。

マシュマロ・テストという自制心を測定する心理テストがあるので、子供が生まれつき衝動的になりやすい性格か知ることができるので試してみてください。

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時間に追われると人は焦ってミスをする

人は時間に追われているとワーキングメモリに負荷がかかり衝動的になりやすくなったり、焦るとミスをしてしまいます。

例えば、スーパーや電化製品販売店などでは時間帯によってタイムセール品や限定の商品を販売することがあります。

そんな時、特に欲しい物でもなく普段なら買わない物でも、衝動買いをしてしまう人はいるのではないでしょうか?

また、試験のテストや他人に「早くしてよ!!」と急かされる時など、制限時間が設けられている場合、焦ってミスすることがあります。

このように他人に時間制限を設けられるとワーキングメモリの働きが悪くなります。

対処法は、他人をコントロールしたりルールを破ることができないため、自分のワーキングメモリを鍛えたり、欲しい物以外は買わないなどルールを徹底する姿勢が大事です。

強すぎるストレスはワーキングメモリをダメにする

強い日光に暑すぎる部屋で仕事や勉強してもストレスで思考力と集中力が働かないため、仕事や勉強に手がつきませんし、イライラして感情的になります。

また、重要な仕事を任されたり絶対に落とせない入試試験など、失敗が許されないというプレッシャーで不安と恐怖が抑えられないこともあります。

これはストレスによってワーキングメモリの働きが悪くなり、逆に衝動的になって感情のまま行動する傾向が高まるためです。

ラットによる実験では、ラットにストレスを増やす酵素を与えて強いストレスを与えると、判断力が鈍り、注意散漫となって衝動的な行動をとるようになる結果が出ています。

ストレスに対する考え方を変えて、ワーキングメモリを鍛える

対処法はストレスに対する考え方を変えることと、ワーキングメモリを鍛えて強くすることです。

ストレスに関する研究では、「ストレスは悪いものだ」という信念や思い込みが強い人は、ストレスは悪い方向に働き、「ストレスには良い働きもある」と思っていると、ストレスは良い方向に働くという研究結果があります。

つまり、ストレスに対する考え方でストレスを毒にも薬にもなり、ワーキングメモリの働きを悪くしたり、逆に良くするということです。

また、ワーキングメモリとストレスに関する研究で、心的外傷ストレス障害(PTSD)患者、家族を亡くした人、がん患者、天災を生き延びた人を対象に調査しました。

その結果、強いワーキングメモリはストレスに対して予防接種の役割を持ち、ストレスに対処する上でも大きな役割をはたしているということが判明しました。

逆を言えば、弱いワーキングメモリはストレスに対処できないため、学習性無力感(=無気力)になって、うつ病などの精神病のリスクが高まります。

そのため、ストレスから逃げるのではなく、ワーキングメモリを鍛えてストレスに対処できるようになることが大事です。

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楽をするとワーキングメモリが衰える

誰でも「勉強したくない」「仕事したくない」「好きなことをしてダラダラ過ごしたい」と考えてしまいます。

しかし、人間楽して体を動かさなかったり体力や筋力は衰えていくように、考えないと脳機能も衰えていくためワーキングメモリの働きも悪くする原因となり、思考力、集中力、想像力、感情のコントロールといった脳力も衰えて、精神病や脳機能障害などになりやすくなります。

対象法は自分に適度なストレスを与えて楽をしないことです。

楽な仕事を選んだり、努力を諦めたり、最初から「どうせ無理だ」と決めつけて新しいことにチャレンジしないなど、人間楽をしたらダメ人間になってしまいます。

痛みがワーキングメモリを阻害する

ワーキングメモリの研究では、すべての痛みはワーキングメモリを阻害してワーキングメモリを働かなくして、まともに考えることができなくなることが分かっています。

例えば、歩いていてどこかに小指をぶつけた時の激痛から、腰や膝など慢性病のようにズキズキ痛むものも含めてです。

体調不良なども思考力を鈍らせる原因なので、毎日軽い運動をして体力や筋力をつけたり、バランスの良い食事を心がけて健康に気をつけましょう。

ワーキングメモリを鍛えて強化しよう!

ライバルとの競争に勝つ、仕事が忙しいし家事もある、周りに置いて行かれないようにネットニュースなど大量の情報を知るなど、現代は情報処理しないといけないことが多すぎます。

このような環境で生き残るためには、情報処理を担うワーキングメモリを鍛えることが必要不可欠です。

また、世の中には変化が早い環境に適応できない人も多く精神的に不安定になる人もいますが、そういう人こそワーキングメモリを鍛えることが大事です。

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