銀行国際送金で注目の仮想通貨リップル(Ripple・XRP)の特徴や将来性

2018-01-11仮想通貨,お金・投資

ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)といった仮想通貨に早く目をつけていた人たちは、億り人と言われる億万長者になったという人もちらほら出てきています。

そんな億り人を横目にして「自分もビットコインを買っていれば今頃は…」と後悔した人も多いことでしょう。

しかし、まだまだ仮想通貨の取引は始まったばかりで一般の人たちが気づくまでに時間があり、今頃が仮想通貨の取引を始める絶好のタイミングです。

そこで今回は、今ものすごく将来性が高く、人気急上昇中の仮想通貨のリップル(XRP)について紹介しようと思います。

リップル(Ripple・XRP)とは?

リップル(ripple)とは、ブロックチェーン技術(分散型台帳技術)を利用したRipple社が運営する即時グロス決済システム、外国為替・送金ネットワークです。

リップルのネットワークシステムで使うためにリップル社が発行した仮想通貨が「XRP」です。

2018年1月現在の時価総額はビットコイン、イーサリアムに次いで3位であり、非常に人気がある仮想通貨です。

リップルの概要は次の通りです。

  • 会社名:リップル・ラボ(Ripple, Inc.)
  • システム:リップル・トランザクション・プロトコル(RTXP)
  • 公開日:2013年9月
  • 時価総額:2018年1月で3位
  • 通貨名:リップルコイン(Ripple)
  • 通貨単位:XRP
  • XRPの100/1の最小単位:drop(0.000001XRP)
  • 発行上限枚数:1000億枚
  • 公式サイト:リップルの公式サイト

仮想通貨リップル(XRP)の特徴

リップルが人気の理由は、銀行の国際送金システムに使われる可能性が高いためです。

今現在の銀行の国際送金システムはインターネット登場以前に作られたシステムで、複数の銀行を経由して送金されるため、手数料が高額で送金日数もかかります。

この難点を解決するためリップルは決済と送金の為に開発され、銀行が行う国際送金システムにとって変わる予定です。

  • 従来の国際送金システム:日本銀行→様々な銀行を経由→送金先銀行
  • リップルシステム:日本銀行→リップル→送金先銀行

従来の銀行の国際送金システムがリップルに変わった場合のメリットは次の通りです。

  • 従来で3日ほど送金時間が約4秒になる。
  • 1秒あたりの取引量が1500件(ビットコインは3~6件)
  • 送金コストが平均60%削減でき、送金の手数料が安くなる。
  • 自分に有利な為替レートで送金できる。

ビットコイン(BTC)とリップル(XRP)の大きな違い

同じ仮想通貨であるビットコインとリップルでは、管理体制に大きな違いがあります。

それはブロックチェーン技術を使っている仮想通貨は、国の中央銀行のようにお金の流通量を操作するような中央管理主体は持っていません。

なので、ビットコインやイーサリアムなどは「非中央集権型の仮想通貨」であり、銀行を経由しないで利用できるお金で、マイニングによって発行量が増えます。

逆にリップル(XRP)は、リップル社が約600億XRPという大量のリップル(XRP)保有して価格調整するなどして管理しているため、リップルは「中央集権型の仮想通貨」と言われています。

このリップル社が約600億XRPを保有していることが、最初はリップル社の都合で価格を操作できるため、最初はリップル(XRP)は信用されていませんでした。

しかし、2017年12月8日に以前からリップル社が約束していた550億XRPのロックアップが完了し、市場に出回るリップル量が制限したことによって良いボラティリティーバランスが保っています。

また、2018年以降に毎月1日に550億XRPの内、10億XRPがロックアップ解除されるため、リップル社は10億XRPを市場に放出することができます。(必ず放出するとは限らない)

リップル(Ripple・XRP)の将来性が高い根拠

リップルがビットコインやイーサリアムに並ぶ時価総額になり人気が急上昇しているのは、多くの人がリップルに対して将来性の高さを感じているからです。

そのリップルの将来性の高さ裏付ける根拠となっているものには次のようなことがあります。

Googleが出資している

みなさんご存知のGoogleですが、そのGoogleが出資している仮想通貨はリップルのみです。

Googleがリップルに出資するのは、それだけリップルネットワークがGoogleにとってもメリットが大きいからでしょう。

ここからは私の想像ですが、GoogleのAdSense広告をサイトや動画に表示することで、ブロガーやyoutuberは収益が得ています。

その収益の支払いは銀行振り込みなので、何万人というAdSense広告を利用する個人に送金する手数料だけでも相当な金額になるのではないかと思います。

そこでグーグルはリップルに出資して銀行がリップルネットワークを使うように後押ししているのではないかと思います。

Googleとアップル、マイクロソフトなどがリップルAPIを実装(インターネット決済で使う)

W3C(World Wide Web Consortium)がGoogleやApple、Microsoft、Mozilla、Facebookと共同で仮想通貨での支払いに対応したブラウザAPIを開発しました。

W3Cは「インターネット上で通貨に依存しない支払い」の実現を目指しており、それにリップル社が開発した「インターレジャープロトコル(ILP)」を使っているようです。

このILPを利用して「Payment Request API」が開発され、次のブラウザに実装できるようです。

  • Google – Chrome
  • Apple – Safari(Webkit)
  • Microsoft – Edge
  • Mozilla – Firefox
  • Facebookのアプリ内ブラウザ
  • Samsungのブラウザ

専門用語ばかりでわからないと思うので、簡単に説明すると「ネットの決済に仮想通貨であるリップル(XRP)を使う」ということです。

大手銀行や企業がリップルを利用を表明

リップルは銀行送金に使われるために開発され、実際に多くの銀行や企業がリップルネットワークを利用すると表明しています。

例えば、三菱東京UFJ銀行やSBI、ゆうちょ銀行などの日本の有名な銀行もありますし、外国の中央銀行も中にはあります。

特に世界の投資家が集まっているシンガポールの中央銀行であるシンガポール金融管理局は、莫大なお金がリップルで送金されるのではないでしょうか。

その他にもJPモルガン、アメリカン・エキスプレス、ビル&メリンダ・ゲイツ財団など数多くの銀行や企業がリップルを利用する予定です。

リップルを利用する銀行・企業の詳細はこちらのサイトをみてください。

マネーグラムとリップル社が提携

2018年1月11日に国際的送金ネットワークのサービスを行っているマネーグラム(MoneyGram)とリップル社の提携が共同発表されました。

マネーグラムは米テキサス州ダラスが本拠地をおき、ニューヨーク証券取引所に上場しています。

マネーグラムは送金ネットワークを世界約200ヵ国・地域に20万拠点有しており、既存の国際銀行決済よりもシンプルで、時間が短く安価に送金を行っていました。

今回の提携でリップル社のブロックチェーン技術を使った仮想通貨リップル(XRP)を用いれば、顧客は情報と同じ速さでお金を動かすことができると発表されました。

この提携を受けてマネーグラムの株価とリップル(XRP)の価格は急騰し、投資家たちに好感を持たれています。

リップルはビットコインやイーサリアムの対抗手段

ビットコインやイーサリアムなどは非中央集権型の仮想通貨なので、銀行を利用しないでお金のやりとりをする事ができます。

これは銀行にとって脅威であり、仮想通貨の利用が拡大してしまうと銀行が破綻してしまうため、利権が集中する銀行は仮想通貨を良いものとは思うはずがありません。

そのため、個人投資家の中には「銀行が仮想通貨のリップルを利用しない」と考える人もいます。

しかし、仮想通貨が便利になればなるほど銀行の立場が悪くなるので、銀行もリップルを利用せざる追えない状況になると私は思います。

リップル(XRP)が買える仮想通貨の取引所

リップル(XRP)を買うにはリップルを取り扱っているコインチェック(coincheck)やビットバンク(bitbank)などの取引所に口座を作る必要があります。

個人的には取引所の口座開設は無料なので、いろんな仮想通貨を取引できる柔軟な取引ができるように私は3つの取引所すべての口座開設しています。

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