アンガーマネジメントを学ぶ!人がイライラして怒る5つの原因

2017-05-07感情心理学

あなたは毎日気分良く過ごせていますか。それとも毎日不満を感じてイライラや怒りが治らず、自分が不幸だと感じていますか。

もしイライラや怒りが治らないなら、その原因を突き止めないと人間関係や健康に悪い影響があるので対処しないといけません。

イライラや怒りをコントロールして毎日気持ち良く過ごしたいなら、まず人がイライラして怒る原因を知る必要があります。

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理想と現実のギャップに不満がある

人間は誰でも自分の理想とする夢や目標などを少なからず抱いていると思います。

例えば、理想の彼氏・彼女やデートを想像したり、将来的に仕事で成功している理想の自分、理想の家庭、自信あふれる自分、人気者になっている自分などです。

しかし、現実は予定調和ではなく上手くいく時もあれば上手くいかない時もあり、自分が思い描く理想と現実のギャップを感じることが常です。

そんな中で人間は「自分自身の不甲斐なさ」や「他人への失望や嫉妬」などに不満を感じ、イライラして怒りが込み上げることがあります。

自分自身への不甲斐なさに対する不満や悔しさ、怒りは次のステップへの原動力になりますが、問題は他人への失望や嫉妬などの怒りです。

例えば、恋愛である次のようなことは、恋人への高い期待外れによって失望や嫉妬でイライラと怒る一例です。

  • 楽しみにしていたデートが相手の仕事の都合でダメになった。
  • デートがつまらなかった。
  • 誕生日や記念日にサプライズがなかった。
  • 貰ったプレゼントが期待外れでショボかった。
  • 付き合った相手がだらしない人だった。

恋愛だけでなく仕事でも「後輩が指示通りに動かない」など様々な場面で他人の言動が期待外れでイライラして怒ることがあります。

しかし、100%他人をコントロールすることは絶対にできないことで、期待外れだからと言って怒るのは、自己中心的で身勝手な行動なので自制しないといけません。

人間関係で価値観や考え方がぶつかる

「好き・嫌い」「快・不快」など人間がいろいろな物事を判断をする時、自分自身の価値観や社会常識に照らし合わせています。

人がイライラして怒るのは「自分の価値観や考え方に他人が反する言動をした時」や「他人から価値観や考え方を押し付けられた時」です。

ただ、自分の価値観や考え方に他人が反する言動をしたからといってイライラして怒るのは時間の無駄です。

なぜなら、社会は自分と似ている人よりも似ていない個性豊かな人の方が圧倒的に多いため、こんなどうしようもないことで怒るとキリがないからです。

また、他人から価値観や考え方を押し付けられた時も人は怒りますが、これは自分自身も同じことをしていないか考える必要があります。

例えば、親子関係を悪化させる原因に、親の価値観や考え方を子供に強く押し付けることがあり、これによって子供は親に対して不信感が強くなって家出するということがあります。

このように価値観や考え方を押し付けることは人間関係を悪化させる原因となるため、価値観や考え方をぶつけあうときは、議論の場以外では避けた方が良いでしょう。

意識的な悪意が見てとれる

普通に生活をしていれば、他人との触れ合いは避けては通れないものです。

そんな中、他人の言動に「悪意がない・悪意がある」や「偶然か・意識的か」によって怒りのボルテージが変化し、まったくイライラしなかったり、逆に激怒することもあります。

例えば、あなたが車の運転中に他車がぶつかってきて軽い接触事故を起こしたとします。

あなたは車に傷がついたことに少し怒るかもしれませんが、相手も不注意で申し訳なさそうに誤って来たら激怒しないでしょう。

しかし、接触事故の原因が他車の強引な割り込み、信号無視、飲酒運転、居眠り運転などの交通ルールを守っておらず明らかに悪質なものなら相手を激怒したくなるでしょう。

また、犯罪の量刑を決めるときも「犯行の様態(方法・手段)」「被害の大小」「動機や計画性」に着眼して評議し、裁判中の加害者の態度に反省の色がなく悪意が強く感じられるときも量刑が重くなります。

あえて問題解決の手段として怒る

子供を躾ける親や教師、職場の先輩や上司など他人を指導する立場の人間は、怒るイメージがありますが、誰も怒りたくて怒っているのではありません。

怒ることはコミュニケーションの一形態で、相手を威嚇して脅すことで間違いを指摘することで問題解決の手段として使えます。

しかし、教育のために怒って相手の言動を矯正することは緊急時には有効な手段ですが、何が悪いのかちゃんと理解できないため、長い目で見ると指導効果が低く根本的な問題解決になりません。

また、教育や問題解決をするために怒るときは周囲に配慮しないといけません。

なぜなら、周りに大勢いるなかで怒ると相手に恥をかかせるだけでなく、自分と相手に対する周囲の評価を下げる原因となります。

なので、教育や問題解決の手段として怒ることは、あまり良い結果が得られないため、別の手段を試した方が良いでしょう。

自分の思考や思い込みが原因

あなたがイライラして怒ったときの思考と言動を振り返ってみて下さい。

「何であの人は自分の思った通りに動かないのか?」「自分がイライラするのはあいつのせいだ!」とイライラは他人が原因だと思っていませんか?

もしも、イライラや怒りの原因が自分ではなく他人にあると考えているのなら、あなたの思考に問題がある証拠です。

人がイライラして怒る背景には「多様性を認めずに自己中心的な価値観や考え方の押し付けや思い込み」が原因なので、日常的にイライラしたり、怒ることが多い人は感情のコントロール方法を学びましょう。

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感情心理学

Posted by curious