どんな恋愛なら満足できるか？恋愛傾向診断でわかるカップルの交際満足度

2021-10-232021-10-25恋愛

あなたは恋人との交際関係に満足していますか？

もし恋人との恋愛関係に満足できていないのなら、恋人との付き合い方を変えることで満足できるかもしれません。

では、どんな恋愛をすればカップルがお互いに満足できる交際ができるか紹介します。

恋愛スタイルとは

恋愛の研究では、あなたがどんな恋愛スタイルを持っているのか、リーのラブスタイル尺度というもので測定されています。

この恋愛スタイルには、エロス、ルダス、ストルゲ、プラグマ、マニア、アガペがあり、それぞれに特徴があります。

本記事は、この恋愛スタイルについて知っている前提で書いているので、もし知らない人は次のリンクの記事を先に読んでから本記事を読んでください。

スーザンＳ・ヘンドリック、クライド・ヘンドリックらの研究では、カップルの恋愛スタイルは似たものなのか調べる研究を行いました。

この研究では、リーのラブスタイル尺度を用いて、57組の大学生カップルそれぞれについての恋愛スタイルを測定しました。

その結果は次の通りです。

これによるとカップル同士の相関係数を見ると、エロスとストルゲはかなり高い相関が見られました。

つまり、自分が相手に強く惹きつけられ運命の人だと感じているエロスの場合、交際相手も同じように感じていることがわかります。

そして、同様に友情に近い恋愛であるストルゲの場合にも、相手は同じように感じていることになります。

一方でマニアとアガペの相関係数はそれよりも低く、さらにプラグマ、ルダスはもっと低くなっています。

これは自分が情熱的に相手を愛していても、相手は同じような気持ちかどうかは怪しい可能性があることがわかります。

さらにヘンドリックらは、どの恋愛スタイルが交際満足度に関係が深いかという相関関係を算出しています。（先述した表を見てきださい。）

表を見ると、突出しているのがエロスとルダスで、男女ともに大きな数値になっています。

エロスは、男性（0.40）、女性（0.49）ともにプラス方向に交際満足度が高くなっており、情熱的な恋愛をすると男性も女性もお互いに交際関係に満足する可能性が高くなります。

一方でルダスは、男性（-0.55）、女性（-0.47）ともにマイナス方向に交際満足度が低いです。

これは恋愛をゲーム感覚で遊ぶ交際であれば、お互い深い部分まで知ることがなく愛情も深まらないので、恋愛での高い満足感を得られにくいためでしょう。

ヘンドリックらは研究に参加した大学生カップルを追跡調査すると、2ヶ月後に連絡が取れた30組のうち、ルダス的な成分が多かったカップル7組は、すでに別れているという結果でした。

さらに交際満足度と恋愛スタイルの相関関係を調べた他の研究者でも同じような結果になっています。

デービスとラティ・マンは、70組の大学生カップルを調査すると、交際満足度にプラスに働くのはエロスとアガペで、この値が高いほど交際満足度も高くなりました。

逆にルダスは負の相関で、この値が高いほど交際満足度は低くなりました。

他にミークスとヘンロリック夫婦の研究で、140組の大学生カップルに同様の調査をすると、エロス、ストルゲ、アガペのポジティブ恋愛３要素によって交際満足度が増大し、ルダスは減少していました。

先述した交際満足度と恋愛スタイルの相関関係を調べる研究では、「エロス」「ストルゲ」「アガペ」「ルダス」が、恋愛関係に多く響くことがわかりました。

中でも、恋愛をゲーム感覚で捉えているルダスは、どの研究でも恋愛関係においてマイナスの影響が大きいことが示されています。

これは私たちの感覚から言っても当たり前の結果です。

なぜなら、お互いあるいはどちらか一方が真剣な交際をしようとしていないので、すぐに恋愛関係は壊れてしまいます。

交際には時間とお金もかかります。

もし時間とお金を無駄にしない真剣交際を望むなら、恋人がルダス的な恋愛成分が多いか少ないかで関係を継続するかどうかを決めるのも良い判断方法かもしれません。

ルダス的な特徴としては次のようなものです。

恋人にこのような特徴が多ければ多いほど、ルダス的な成分が多い可能性が高いので、今後の恋愛関係を継続が難しくなります。

なので、恋人にルダス的な成分が多いなら、あなたもゲームのような恋愛を楽しむのもいいですし、真剣交際を求めているのなら新しい恋人を探すことをおすすめします。

Posted by curious